愛犬の薬膳ごはん|②体を温める植物性の食材(野菜・果物・穀類)

愛犬の手作りご飯に活かす薬膳の知識として、今回は体を温める作用のある植物性の食材についてご紹介しましょう。
食材がどのように体に作用するかは、次の5つに分類されています。
- 熱性……体を温める作用が強い食材
- 温性……体をマイルドに温める食材
- 平性……体を温めも冷やしもしない食材
- 涼性……体をマイルドに冷やす食材
- 寒性……体を冷やす作用が強い食材
とはいえ、犬の手作りご飯において「熱性」と「寒性」の食材は、ほとんど使う場面がありません。実質は「温性」「平性」「涼性」の3つの食材が、犬の手作りご飯を構成していると考えてOKです。
目次
体を温める作用のある植物性の食材
下痢や軟便をしている犬の食事に取り入れやすい、体を温める作用のある植物性の食材は次のとおりです。
体を温める野菜
- カボチャ→温性
- カブ→温性
- 菜の花→温性
「え、これしかないの?菜の花なんて春しか手に入らない!」などとガッカリする必要はありません。というのも、野菜の多くは「平性」なので、実際のところは「温性」の野菜が珍しいだけなんですね。
つまり、腸の冷えを取り除いてお腹を温める食事を作るとしたら、温性の鶏肉+平性の野菜という考え方でOKです。もちろん、ものすごく体が冷えている犬の場合は、鶏肉+カボチャのW温性がよさそうではありますが…。
また、お腹に問題のない犬に豚肉(平性)や馬肉(寒性)を食べさせるとしたら、カボチャやカブと組み合わせることで、お腹が冷えすぎないように整えてあげることが大切です。
体を温める果物
- 桃→温性
- さくらんぼ→温性
桃は夏が旬の果物のわりに、なんと温性という不思議な食材です。そして、犬の多くが好むバナナは、これが意外なことに寒性なんですね。
ということは、桃が購入できる季節に下痢や軟便をしがちな犬にオヤツとして果物を与えるなら、実はバナナより桃のほうが向いていたりします。もちろん、あげすぎ厳禁ではありますが。
また、さくらんぼも温性の果物なのでお腹を冷やしにくい利点はありますが、ソルビトールという糖アルコールを比較的多く含んでいるため、食べ過ぎると下痢を誘発する可能性があるため注意が必要です。もちろん、種やじくを食べさせてはいけません。こんなことは、あえて言うまでもないことですが…
このあたりを考えると、犬にオヤツとして果物を食べさせる場合は、基本は「平性」を選んだほうが無難ということになりますね。(平性の食材については別の記事で詳しく解説します)
体を温める穀類
- もち米→温性
- 米麹(こめこうじ)→温性
「え、これだけ?」と思われたことでしょう。しかも、二つしかないうちの一つが米麹です。毎日の犬の手作りご飯に活用するのは、かなり難易度が高いですよね。
しかし、ご安心ください。ナノワンごはんでも下痢や軟便をしがちな犬の食事に推奨している白米(うるち米)は「平性」の穀物です。だからこそ、白米は犬の手作りご飯に使いやすいんですよね。
ちなみに、小麦や大麦は「涼性」の穀物なので、下痢や軟便をしがちな犬の食事にはあまり向いていません。お腹の調子に問題がないのであれば、鶏肉などの「温性」の肉類と組み合わせることで、お腹を冷やす作用をやわらげることができます。

薬膳の考え方を知れば愛犬ご飯のクオリティが上がる
「薬膳」という言葉だけを見ると、なんだか難しそうだと感じてしまうかもしれません。しかし、「体を温める食材」「体を冷やす食材」「体を温めも冷やしもしない食材」という観点で考えると、要は組み合わせのバランスをとればいいのだとわかるはずです。
もちろん、薬膳の世界は奥が深く、実際のところはもっと様々な要素を組み合わせて構成されています。
しかし、愛犬のために作る毎日の手作りご飯において、そこまで突き詰める必要はありません。最も基本となる部分をおさえておくだけでも、良い効果を期待できるはずです。
愛犬の健康長寿を願って手作りご飯を作るのであれば、「こちらの方がより良い」という考え方がとても大事なのは間違いありません。
良かれと思って選んでいた食材が、実は愛犬の今現在の体質には合わないものだった――こういった失敗を防ぐうえでも、薬膳の基本的な知識はかなり役に立ちます。
>『愛犬の薬膳ごはん|③体を温めも冷やしもしない平性の食材』
>『愛犬の薬膳ごはん|④取扱い注意!薬にも毒にもなる熱性・寒性の食材』
>『愛犬の薬膳ごはん|⑤適量なら消炎・解毒作用が期待できる涼性の食材』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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