愛犬の下痢が治らない!下痢のメカニズムを知ってから原因を考えよう
愛犬の下痢がなかなか治らないと、飼い主としてはどうしても不安になりますよね。「下痢=体のどこかが悪い」という構図が頭から離れないからこそ、なんとしてでも下痢を止めたくなるのでしょう。
しかし、薬で下痢を止めたところで、それは一時しのぎにしかなりません。なぜなら愛犬の下痢には必ず下痢止めでは解決できない原因があるからです。だからこそ、本気で愛犬が下痢をする原因と向き合う必要があるのではないでしょうか。
そのためには、犬が下痢をするメカニズムを知っておくことも大切です。
目次
犬が下痢をするのは腸の機能が正常な状態ではなくなっているから
犬が下痢をする原因は様々にあり、簡単に「これだ」と特定することが難しい場合も少なくありません。
しかしどんな原因であれ、犬の下痢に共通しているのは、腸の機能が正常な状態ではなくなっていることです。その結果として水分の吸収が上手くいかなくなり、下痢をしてしまうわけですね。
では、どのような問題が起きると犬の腸で水分吸収に不具合が生じるのかを、より詳しく考えてみましょう。
下痢の原因:腸の蠕動運動に問題が生じている
蠕動運動(ぜんどううんどう)とは、胃や腸など消化管の内部が収縮したり広がったりという動きを繰り返しながら、食べ物を先へ先へと押し進めていく動きのことです。
その際に腸の動きが速過ぎると、食べ物が適切に消化吸収されないまま排泄までのルートを進んでしまいます。すると、水分がしっかり吸収されずに肛門から排泄されてしまうため、便の水分が多すぎる状態――すなわち下痢になってしまうのです。
腸の蠕動運動がおかしくなる原因には、次のようなケースが考えられます。
- 体質や体調に合わない食事
- 緊張・恐怖・不安などの精神的なストレス
- 激しすぎる運動
腸の蠕動運動が速過ぎることで下痢を引き起こしているとしたら、まずは原因を取り除くことが急務です。そのうえで、消化吸収がしやすく腸の温度が上げられる食事を与え、腸をリラックスさせなければなりません。
安易に薬で下痢を止めようとすると腸の温度が下がってしまい、かえって根本的な解決から遠ざかってしまうため注意が必要です。
下痢の原因:腸の粘膜に問題が生じている
犬の小腸には、ヒダや絨毛(じゅうもう)などの突起からなる粘膜があり、この面積を大きくすることで食べた物の消化と栄養素の吸収を行っています。
また、犬の大腸の内側も粘膜で覆われており、粘膜の潤いによってスムーズに便を肛門に向かって動かす役割があります。
しかし、なんらかの原因で小腸や大腸の粘膜に異常(炎症や傷)が生じると、本来消化で使われるはずだった消化液や、大腸で吸収されるはずだった水分が便中に残ってしまうことに。その状態で排泄すると、水分の多い便――すなわち下痢をしてしまうのです。
小腸や大腸の粘膜に異常が生じる原因としては、次のようなケースが考えられます。
- 寄生虫・ウイルス・細菌などによる感染症
- 中毒
- 食物アレルギー(または不耐性)
- IBD(炎症性腸疾患)
- 腫瘍・潰瘍(かいよう)
腸の粘膜そのものに問題が生じたことで下痢をしているとしたら、まずはその原因を特定し、適切な治療を開始する必要があります。治療には抗生物質や抗菌剤、ステロイドなどの薬剤が使われることになりますが、ここで注意が必要。
というのも、薬剤投与は症状をおさえるのには有効ですが、同時に腸を冷やしてしまうからです。腸の粘膜の異常が原因で下痢をしているから投薬しているのに、腸が冷えたままでは腸の機能が上がらず、期待するほど治療の効果があがらない…。
これでは、何のために投薬しているのかわからなくなりますよね。薬を飲めば飲むほど下痢が止まらない、という悪循環に陥ってしまったら、元も子もありません。
だからこそ、投薬と並行して腸を温める食事を続けることにより、腸内環境を改善することが必要なのです。これは傷ついた腸の粘膜を修復するスピードを速めるだけではなく、投薬による治療の効果を高めることにもつながります。
下痢の原因:腸の内部に消化できない成分が多い
食べ過ぎや消化酵素の不足など、なんらかの原因で腸内に消化できない成分が多く残っていると、腸内部の浸透圧が上がります。すると、水分は濃度の高い方へ移動する性質があることから、結果として周囲の水分を引き寄せてしまうことに。
このような状態が続くと腸内の水分が過剰になった状態で排泄することになり、下痢をしてしまうのです。
脂肪分が多すぎる食べ物も、こうした腸内の浸透圧による下痢を引き起こす原因になるため注意が必要です。
下痢の原因:内臓疾患
下痢をしているので腸に問題があると思いきや、実は肝臓や膵臓など別の臓器が原因だった、というケースもあります。
肝臓や膵臓になんらかの問題が生じていると、消化酵素の分泌が低下してしまうことになります。そのため、食べ物の消化吸収が上手くいかなくなり、下痢をしてしまうのです。
- 肝臓疾患
- 膵外分泌不全
- 甲状腺機能亢進症
これらの疾患が原因だとしたら、下痢うんぬんの前にまずは適切な治療を開始しなければなりません。
この場合も、腸を温める食事を並行することが、回復を後押ししてくれるはずです。なぜなら、腸を温めることで腸内環境を良い状態に保てると、食べたものの栄養だけではなく治療に必要な薬剤の吸収率も高まるからです。
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原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
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先ずは、下痢を止めてはいけない理由、
肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。
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