うちの犬の毛並みがパサパサになった!原因は栄養不足の可能性も…

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最近、うちの犬の毛並みが以前に比べてなんだかパサパサになった気がする…。もしもそのように感じているとしたら、しっかり原因を探るべきでしょう。というのも、犬の被毛は思った以上に、健康状態を表しているからです。

 

愛犬が老犬と呼ばれる年齢になると、私たち飼い主は往々にして、なんでも「年齢のせい」にしてしまいがち。しかし、豊かな毛量が減ったのにも被毛からツヤが失われたのにも、必ずなんらかの理由があるはずです。

 

もちろん、加齢が原因ということもあるでしょう。しかし、そうじゃないかもしれません。

犬の毛質が変化した原因:必要な栄養が足りていない?

 

ひと昔前、犬は老犬期に入ったらタンパク質の摂取量やカロリーを減らすべきと考えられていました。しかし、この考えはもはや時代遅れもいいところです。

 

私たち人間も、老人こそしっかりタンパク質を摂取するべき、という考え方にスイッチしていますよね。これ、犬も同じです。

 

もちろん、老犬の食事を成長期の子犬の栄養バランスと同じにする必要はありません。しかし、いくら7歳を過ぎたからといって、まだまだ元気な犬の食事をわざわざ老犬仕様(しかも間違った)にすることにメリットはほとんどないのです。

 

もしも食事を変えて以降、愛犬の被毛がパサついてきたとしたら、これは明らかに栄養が足りていない証拠。具体的にはタンパク質が足りないと考えられます。

 

もちろん、腎臓の数値が悪化したのであれば、ある程度タンパク質を制限する必要はあるでしょう。しかしひと昔前とは違い、今は腎臓病の犬も<良質な>タンパク質を必要量摂取させることで、筋力を維持するべきという考え方が主流です。

 

当然のことながら、そういった犬の食事は血液検査の結果をもとに、栄養バランスを考えるべきではあります。しかし、腎臓の数値に問題がないのであれば、しっかりタンパク質を摂取させたほうが、元気いっぱいの老犬でいられることは間違いありません。

 

では高タンパクがよいのかといえば…。闇雲な高タンパク食は、また違った病気を引き起こす原因になります。大切なのは、その時の体調や体質に合わせた栄養バランスであることは言うまでもありません。

 

 

 

犬の毛質が変化した原因:トリミングが必要ない犬をトリミングした?

 

トリミングは、本来であればトイ・プードルやシー・ズーのように、自然に毛が抜け落ちるまでにかなりの時間がかかってしまう、いわゆるロングコートの犬に必要なものです。

 

トイ・プードルをテディベアカットにすると、ヌイルグミのように可愛くなりますよね。あれは飼い主の好みによって、あのようなカットスタイルにしているだけです。単純に被毛を短くする目的だけなら、別に全身丸刈りだって問題はありません。

 

とはいえ、やはり様々なカットスタイルで整えられていると、見た目のグレードがぐんと上がるのは間違いありません。

 

ミニチュア・シュナウザーのシュナウザーカットしかり、ビション・フリーゼのアフロカットしかり。きれいに整えられた姿は、見ていて気持ちが良いものですよね。

 

そういった流れからなのか、近頃はトリミングが必要ない犬種にまで、トリミングすることが大流行しています。

 

ポメラニアンの小熊カットやチャウチャウカットなどは、パッと見ポメラニアンとはわからなくなるほどの見事な変身ぶり。とても可愛いのは間違いありませんが…。

 

トリミングが必要ない犬の毛をカットすると、元の長さまで伸びるには1年以上かかることも珍しくありません。また、バリカンを使ってカットすると、毛質そのものが変化してしまうこともあります。

 

カットスタイルにも飽きてきたから、そろそろ元の姿に戻そうと思ったら、以前のようにフンワリした被毛にならず、なんだかペッチャンコでスカスカになってしまった…。こんなことになってしまったら、本末転倒もいいところではないでしょうか。

 

トリミングが必要ない犬種の被毛を必要以上にカットすることには、なにかしらのデメリットがある可能性をよく考えてからトリミングすることをおすすめします。もちろん、サマーカットも例外ではありません。

 

>『ブラッシングしても愛犬の抜け毛が無限!換毛期はいつ終わるの?

 

 

犬の毛質が変化した原因:ステロイドを長期服用している?

 

なんらかの病気が理由でステロイドを長期間服用している犬は、副作用によって被毛が全体的に薄くなってしまうことがあります。

 

なぜステロイドの連用が被毛に影響するのかといえば、副腎皮質の機能が過剰に活動するからです。いわゆる副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)を起こした状態になっているわけですね。

 

ステロイドが愛犬の被毛に悪い影響を与えているとしたら、投薬終了によって毛量の回復を見込むことはできます。ただし、かなり時間がかかることも珍しくなく、何年もかかってしまうケースもあるのです。

 

とはいえ、ステロイドをいきなりやめてしまうのは絶対にダメ!

 

というのも、ステロイドの作用によってコルチゾールというホルモンの分泌量が抑制されているため、突然投薬をやめると犬の副腎が充分な量のコルチゾールを分泌できず、副腎不全を引き起こしてしまうからです。

 

薬は毒と表裏一体。薬は悪ではありませんが、大切なのは愛犬が薬に頼ることなく、健康長寿が目指せる体を手に入れることです。

 

>『犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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