犬は季節の変わり目で「吐く」「下痢」など体調を崩しやすい

地球温暖化の影響なのか、夏は一昔前に比べて確実に暑くなりました。このまま秋が来ないのではないかと思うほど気温の高い日が続きますが、10月が近づくとさすがにガクンと涼しくなったりしますよね。
やれやれ、ようやく暑い季節は過ぎたと油断していたら、今度は一転して蒸し暑さが戻ってくることも…。
季節の変わり目はとかく体調を崩しがちですが、これは犬も同じ。特に胃腸の機能が低下しやすく、下痢や嘔吐をすることがあります。
目次
犬が季節の変わり目に体調を崩す原因は自律神経の乱れ
猛暑どころか酷暑と表現したくなる暑さのせいで、犬は知らず知らずの間に体力を消耗しています。では、猛暑の間は大きく悪化しなかった体調が、なぜ涼しくなってきた頃に崩れてしまうのでしょうか。
その原因には、自律神経の乱れが影響していると考えられています。
夏から秋に移り変わる季節の変わり目は、気温だけではなく台風や熱帯低気圧の影響で、気圧も急激に変化することがありますよね。
哺乳類である人間や犬は、一年を通して体温を一定に保つ必要があります。気温や気圧が変化したとしても、体は一生懸命それに合わせて体温や代謝を一定に保たなければなりません。
そのために働いているのが「自律神経」で、「交感神経」と「副交感神経」がそれぞれの役割を果たそうと日々がんばっています。ところが、気温や気圧の変化が激しいとついていけなくなってしまうことも…。
その結果、内臓に疲労が蓄積してどんどん胃腸の機能が低下していくのです。季節の変わり目に下痢や嘔吐をする犬は、飼い主さんが想像している以上に消化器の力が弱っているのかもしれません。
>『愛犬が嘔吐を繰り返す時、薬ではなく腸の冷えを取り除く事が先』

夏の暑さが過ぎた頃に増える犬の病気と体調不良
朝晩の気温差が大きくなると、犬は体調を崩して病気にかかりやすくなります。
食欲不振
水の飲み過ぎで消化液が薄まると、消化能力そのものが落ちてしまいます。すると食欲自体が低下し、必要な栄養を充分に摂取できなくなるケースも。
また、気温が高い時期は日中の散歩が難しいため、どうしても運動不足になりがちです。そのせいで腸の動きが鈍くなると、栄養の吸収力が低下してしまい、ますます食欲不振に陥ることになるでしょう。
下痢・軟便・血便・嘔吐
消化管の働きが鈍くなると、栄養を充分に消化吸収することができません。するといつもと変わらない食事であっても胃腸の負担になってしまうため、下痢や嘔吐の原因になるのです。
胃腸の働きが低下すると排便のリズムも崩れてしまうため、下痢や軟便がなかなか改善しないという悪循環に陥ることは珍しくありません。
膀胱炎・尿路結石などの泌尿器疾患
朝晩の寒暖差が大きくなってくると、犬の飲水量は減る傾向にあります。すると尿の量も減ってしまうため、排尿の回数は必然的に少なくなることに。
すると尿道や膀胱などの雑菌が体外へ排出されないまま残りやすくなります。そして自律神経の乱れによって内臓機能が低下している体は、免疫力が万全とはいえません。
その結果、膀胱炎や尿路結石といった泌尿器疾患にかかりやすくなるのです。
関節炎
気温の高い時期は犬の散歩や運動が控えめになるため、どうしても筋肉量は低下することになります。そのため、涼しくなってきた頃にいきなり運動量を増やしてしまうと、体に思わぬ負担をかけてしまうことも。
特に朝晩の寒暖差が大きな時期は、気温の低下によって血行が悪くなりやすいため、筋肉がこわばってしまうことがあります。
そのような状態でいきなり長い距離を歩いたり運動をすると、関節炎の原因になるため注意が必要です。
愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。
>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。』

愛犬が体調を崩す前に季節の変わり目は先手のケアを心がけよう
愛犬が体調を崩したら、充分にケアしてあげたいものですよね。しかし、もっと大切なのは体調を崩さないように先手を打つことです。
特に毎年季節の変わり目に下痢や嘔吐をしがちな犬は、お腹の調子が落ちる前に食事の内容を見直しましょう。
消化に良くて腸を内側から温める食事は、夏の暑さや秋の寒暖差でヘトヘトになっている犬の胃腸に負担をかけずに栄養を摂取させることができます。
また、老犬の飼い主さんは愛犬の足腰に負担がかからないよう、肌寒さを感じたら室内で軽くウォーミングアップしてから散歩に連れ出すようにすると、関節炎のリスクを減らすことができるはずです。
夏の暑い時期が過ぎて涼しい秋になると、犬の体調は良くなるような気がしますよね。しかし、実はいろいろなリスクがあることを知っておきましょう。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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