オールステージ対応ドッグフードは子犬~老犬の全年齢OKって本当?

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全年齢対応ドッグフードを見かけるたびに、不思議に思うことがあります。本当に子犬から成犬まで、この一種類だけで大丈夫なのでしょうか?

 

もちろん、そこにはちゃんとそれなりの理由が書かれています。いわく、犬が野生動物として生きていた時代は、子犬から老犬まで同じものを食べていた。だからそれこそが犬にとって自然な食生活なのだと。

 

……まぁ、それはその通り。しかし、私たちは野生の犬を餌付けしているわけではありません。人が長い時間をかけて作り上げた「イエイヌ」と暮らしているのです。

こだわりの全年齢対応フードがあるのに子犬用・老犬用もある!?

 

プレミアムフードと一括りに呼んではいても、個別に見ると意外なほど価格に幅があるものです。そして、同じメーカーでも全年齢対応ドッグフードはステージ別のフードに比べて、ほとんどが割高の値段設定になっています。

 

なぜなら、野生の犬の食生活に言及してそれが自然だと謳っている以上、原材料には最もコストのかかる肉類をメインにしなければならないからです。

 

おまけに品質の高さも売り文句の一つにしているわけですから、得体のしれない肉類やミール類などを使うわけにはいきませんよね。さらには野菜やハーブといったその他の原材料も肉類に見合った品質を揃えなければ、商品価値を下げてしまうことになるでしょう。

 

実際に、2kgで7千円超というかなりお値段の張る全年齢対応ドッグフードには、新鮮鶏肉・新鮮七面鳥肉・新鮮丸ごと生サーモン・オーガニックケール・新鮮丸ごとカボチャ――等々、これでもか!というほど原材料の品質を前面に押し出した食材名がズラリと記載されています。

 

いやはや、メーカーの気合が伝わってくるというものですが…。

 

ここまでこだわりぬいた全年齢対応ドッグフードを打ち出しておきながら、このメーカーには「子犬用フード」も「老犬用フード」も、それどころか「成犬用フード」までしっかりラインナップされています。

 

年代によって食事の内容を変えるのではなく、子犬から老犬まで同じものを食べることが自然だと謳っているんじゃないの!?――と、ついツッコミを入れたくなりますが、こういった両方のラインナップを展開しているメーカーは少なくありません。

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

 

子犬から老犬まで本当に全年齢対応フードで大丈夫

 

もちろん、消費者(飼い主)のニーズに応えて、いろいろなラインナップを用意しているのはわかります。メーカーは慈善事業をしているわけではありません。当然のことながら商品が売れなければ元も子もないですから。

 

となると、実際のところ子犬にどちらを食べさせればベストな選択なのか、迷いませんか?

 

「タンパク質を重視するなら全年齢対応フード、必要量が確保できればいいなら子犬用フードでいいのでは?」――でも、それだと子犬用は全年齢対応よりタンパク質が足りないと言われているような…。

 

「いやいや、子犬用には子犬期に必要な栄養素が追加されているから」――でも、それだと全年齢対応には子犬に必要な栄養素が足りないと言われているような…。

 

などと妄想するたびに、本当に子犬から成犬まで全年齢対応フードだけで大丈夫なのだろうか。そう言っておきながらステージ別のドッグフードを用意していることに矛盾はないだろうか、などとつい不思議に感じてしまうのです。

 

老犬にしても同じことがいえますよね。腎機能にまったく問題のない犬であれば、何歳になろうと高タンパクの全年齢対応フードでいいかもしれません。しかし往々にして老犬は腎機能が衰えているもの。

 

となると、全年齢対応フードではタンパク質の含有量が多すぎるため、タンパク質量を調整した老犬用が最適となるわけですが…。

 

腎臓は沈黙の臓器で腎機能が低下しつつある段階では、症状が表に現れてきません。

 

となると、何も考えずに全年齢対応フードを食べさせ続けていたら、それが腎機能の低下を加速させることにならないだろうか、などとどうしても考えてしまうのです。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

 

利便性で全年齢対応フードを選ぶなら、それはちょっとコワイ

 

全年齢対応フードのメリットとして「フード切り替えによる体の負担がない」ことと、「多頭飼育でも一種類のフードで対応できる」ことがあげられています。

 

まあ、それはその通りなのですが、これらのメリットは犬の健康というより、飼い主の利便性を重視しているのではないでしょうか。

 

フード切り替えによる体の負担がない――一見したところ犬の健康を考えていそうではありますが、新たなフードにアレルゲンとなるタンパク質が使われていない限り、フードの移行がそれほど健康を害する行為とは思えません。

 

ちゃんと時間をかけて移行させればいいだけの話です。

 

多頭飼育にしてもそう。仮にすべての犬が同じ犬種で同い年だったとしても、お腹や皮膚の状態、あるいは涙やけの有無等々、それぞれの体調や体質には必ず違いがあるものです。

 

20匹も30匹も飼育しているブリーダーであればいざしらず、一般家庭の多頭飼育で1匹ずつの食事管理を簡素化することに、あまりメリットはないような…。

 

ドッグフードは食器に盛ったら出来上がり!の簡単便利がメリットです。しかし、何が入っていて何が入っていないのかを本気で見極めるのはかなり困難。

 

一方、手作りご飯は何が入っていて、何が入っていないのかを飼い主自身が決められます。しかし食器に盛り付けるまでにはそれなりの手間が必要。

 

どちらを選ぶかは飼い主さんが決めることですが、愛犬の体は飼い主さんが選んだ食べ物から作られています。

 

>『犬の手作りご飯はよくない!を鵜呑みにすべきでない理由

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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