犬はレンコンを食べられる|便秘に効果は期待できても下痢にはNG
根菜は体を温める食材として知られています。だからこそ、愛犬の手作りご飯にも上手に利用したいところですが……。
意外に頭を悩ますのは、その種類選びではないでしょうか。ダイコンやニンジンは使い勝手が良いですが、それ以外の根菜類は犬に食べさせていいか、迷うこともありますよね。
今回取り上げるのはレンコンです。レンコンには犬が中毒を起こす成分は含まれていませんが、与える際には注意が必要。なぜなら、便秘解消には効果が期待できる反面、下痢や軟便は悪化させてしまうかもしれないからです。
目次
根菜類が体を温めてくれるのはなぜ?
レンコンについて詳しく見ていく前に、なぜ根菜類が体を温めるのかを考えてみましょう。犬の健康長寿に腸の温活は必要不可欠です。このあたりの考え方は、ぜひとも押さえておきたいところです。
根菜類には体を温める作用がある、と考えられる理由には次のようなものがあります。
- 根菜類は葉茎菜類や果菜類より水分が少ないため、体を冷やしにくいため。
(葉茎菜類/白菜・キャベツ・ホウレン草などの葉物野菜)
(果菜類/トマト・キュウリ・ナス等の実物野菜)
- 豊富なビタミン類が血行を促進し、毛細血管を丈夫にする働きが期待できるため。
- 豊富なミネラル類が筋肉や血液の元となるタンパク質の働きを補助してくれるため。
とはいえ、愛犬の体を温めたいからといって、根菜類ばかりを与えるのは当然のことながらNGです。根菜類には食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎは下痢・軟便・嘔吐を引き起こす原因になるでしょう。
大切なのは、いろいろな食材をバランス良く摂取することです。体に良さそうだからと何かを一つだけ大量に食べさせれば、どんな食材もメリットよりデメリットが上回ることになりますよ!
>『【犬の手作りご飯】穀物の選び方|犬は白米以外も消化できる』
犬の体に健康効果が期待できるレンコンの成分
レンコンには犬の健康に期待ができる、いろいろな成分が含まれています。
ビタミンB6
アミノ酸代謝・血液代謝・炭水化物代謝・脂質代謝に関わっている水溶性ビタミン。
ビタミンB12
タンパク質合成と赤血球形成に関わっている水溶性ビタミン。
ビタミンC
抗酸化作用と鉄の代謝に関わっている水溶性ビタミン。犬は体内でビタミンCを合成できるが、様々なストレスによって現代の犬は足りなくなりがちと考えられている。
カリウム
細胞が正常に機能するうえで、絶対に欠かすことのできないミネラル。
ムチン
粘膜を保護する効果が期待できる多糖類の一種。
食物繊維
レンコンには豊富に含まれており、水溶性食物繊維1:不溶性食物繊維9の割合。(レンコン可食部中の水溶性食物繊維0.2g、不溶性食物繊維1.8g)
便秘解消の効果が期待できるが、過剰になると消化不良の原因になるため注意が必要。
プロアントシアニジン
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できる。
タンニン
ポリフェノールの一種で、動脈硬化の予防・抗炎症作用・止血作用が期待できる。
レンコンの効果が期待できる犬、与えない方がよい犬とは?
レンコンには犬の健康に良い効果が期待できる成分が含まれていますが、すべての犬にメリットがあるとは限りません。
犬の手作りご飯にレンコンを加えるなら、愛犬の体調をしっかり見極めてからにしましょう。
- レンコンの効果が期待できる犬 → 便秘あるいは便秘気味の犬
- レンコンは与えない方がよい犬 → 下痢・軟便をしがちな犬、腎臓病または心臓病の犬
また、お腹や体調には問題がなくても、レンコンを食べさせた後に下痢・軟便・嘔吐・発疹・痒みなどの症状がみられた場合は、体質にレンコンが合っていないと判断したほうがよいでしょう。
レンコンはとても栄養価の高い食材ですが、必ずしも犬が食べなければいけない野菜というわけではありません。
犬に食べさせるレンコンの適量
犬に食べさせても問題が出にくいと考えられる、1日あたりのレンコンの目安量は次のとおりです。(薄く切った生の輪切り1枚5g程度)
- 体重5kgの小型犬 → 30g程度
- 体重10kgの中型犬 → 60g程度
- 体重30kgの大型犬 → 200g程度
もちろん、初めてレンコンを食べさせるときは上記より少ない量から試してみましょう。そして食べさせたあとの体調や便の状態をしっかりと観察したうえで、今後の適量について考えるのが一番です。
また、レンコンは生と加熱どちらも犬に食べさせられます。ただし食べさせる際は消化に負担がかからないよう、すりおろしたり細かく刻んだりといった一手間は必須です。
>『【犬の手作りご飯】穀物は悪者じゃない!犬の大切な栄養源』
レンコンの健康効果は適量を守ってこそ
レンコンは薬膳においては咳止めの効果が期待できるとされています。しかし、これはあくまでも人間の話。そっくりそのまま犬にあてはまるかは、今のところ判明していません。愛犬の咳に悩んでいるとしても、安易に鵜呑みしてしまうのはNGです。
どんなに体に良い食材も、適量を守ってこそ効果が期待できるのは間違いありません。レンコンは犬の便秘に効くとされていますが、食べさせすぎれば便秘を悪化させることも…。
愛犬を元気にしたいあまりに逆効果にならないよう、くれぐれも注意してください。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
商品紹介
現時点で食欲が全くない場合は、こちらのトライアルでお試しください。
トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
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