愛犬の手作りご飯|ジャガイモの効果と注意すべきこととは?
ジャガイモは犬の手作りご飯に使いやすいイモ類です。とは言え、ジャガイモのどんなところが犬の体に良くて、何に気をつけるべきなのか、改めて考えてみるとどこかぼんやりしていませんか?
ジャガイモは愛犬が下痢や軟便をしている時にも使いやすい食材です。しかし、だからといって何も考えずにただ食事に加えてしまうのはおすすめできません。
なぜなら、ジャガイモは犬の体に良い効果が期待できるイモ類ですが、犬の体調や体質によっては避けたほうがよいケースもあるからです。
目次
犬の手作りご飯にジャガイモを使うメリットとは?
糖質:素早く消化される良質なエネルギー源
ジャガイモにはでんぷん(糖質)が多く含まれています。糖質はタンパク質や脂質より早く分解吸収されるため、スピーディーな犬のエネルギー源として重要です。
もちろん、食べ過ぎれば脂肪に変換されてしまうため、あくまでも適量を摂取することが前提となります。
食物繊維:腸内環境改善に必要不可欠
ジャガイモに含まれている食物繊維の何が良いかといえば、それはズバリ水溶性食物繊維が多いことです。ジャガイモ100gあたりに含まれている食物繊維は、水溶性食物繊維5.4g、不溶性食物繊維4.4gと、なんと水溶性食物繊維の方が多いんですね。
水溶性食物繊維は腸内細菌の中でも善玉菌のエサになりますから、腸内環境改善には欠かすことができません。
サツマイモは水溶性食物繊維より不溶性食物繊維の含有量の方が多いため、愛犬のお腹の調子を見ながら、ジャガイモとサツマイモを上手に使い分けていくのが良さそうです。
ビタミン:免疫力アップと皮膚の健康維持
ジャガイモにはビタミンB2、B6、ビタミンCなどのビタミン類が含まれています。
- ビタミンB2……皮膚や被毛の健康維持
- ビタミンB6……皮膚や神経の健康維持
- ビタミンC……抗酸化作用による免疫力アップ
犬は体内でビタミンCを作ることができますが、加齢による影響で生成能力は年々衰えていくものです。ジャガイモに含まれているビタミンCは熱に強いため、下痢や軟便の犬はもちろんのこと、老犬の食事にも向いているイモ類といえるでしょう。
ジャガイモはカリウムは多く含むけれどリンは少ない食材
ジャガイモはカリウムを豊富に含む食材です。カリウムは犬の生体維持に欠かせないミネラルであり、健康な犬であれば多少の余剰分は尿として排出することができます。
しかし、慢性腎臓病の犬はカリウムの排出能力が弱くなっているため、カリウムの過剰が高カリウム血症を引き起こしてしまうことも…。(高カリウム血症の症状/四肢のしびれ・筋力低下・不整脈・嘔吐・胃腸炎・呼吸麻痺など)
となると、腎臓の数値が乱れている老犬にジャガイモはご法度!と言いたくなるところではありますが…。
実は、ジャガイモはリンの含有量が少ない食材でもあります。加熱したジャガイモ100gに含まれるリンの量は23mgであり、鶏のささみ100gに含まれるリンの量が200~240mgであることを踏まえると、ごくわずかな量しか含まれていないことがわかりますよね。
もちろん、イモ類と肉類を同列に考えることはできません。しかし、腎臓病の犬にとって血液中のリンの値が高くなることは、腎臓病が進行していることを意味します。つまり、リンの含有量の少なさは、腎臓病の犬にとって重要な意味を持つことになるんですね。
腎臓病の犬にジャガイモを食べさせてもいい?それともダメ?
慢性腎臓病の犬は、いかに食事から摂取するリンの量を減らせるか――これが体を維持するうえで重要になるわけですが、ここでもう一つの大きな問題が。それは、腎臓病の犬は往々にして食欲が低下してしまうことです。
体を維持するためにも、必要最低限は食べる必要がありますが、腎臓病が進行してくると肉類を含めた食事全般を嫌がることは珍しくありません。
そのため、とりあえず何でもいいから「食べる」ことが重要になります。何も食べなければ、いたずらに体が衰弱していく一方になるわけですから…。
こうなるともう、栄養バランスの問題はとりあえず脇に置いておいて、食べてくれるなら何でもいいという事態もありえるのです。そんな時、ジャガイモは手っ取り早くエネルギー源になり、なおかつリンの含有量が少ない良い食材なんですよね。
だからこそ、「ジャガイモはカリウムが多いから老犬に食べさせてはいけない!」と一概には言えなくなるのです。このあたりは、慢性腎臓病の犬の食事を作る飼い主さん共通の悩みともいえるでしょう。
愛犬の手作りご飯の食材は体調を見極めなら考えるのが一番
ジャガイモは消化吸収に優れているため、下痢や軟便をしている犬のお腹にも優しい食材です。しかし、だからといって「ジャガイモは下痢をしている犬に最適」と決めつけてしまうのはよくありません。というのも、犬個々によって体質や体調には違いがあるからです。
もしかしたら、ジャガイモよりサツマイモやカボチャのほうが愛犬の体調維持をしやすいということは充分にありえます。
大切なのは、毎日の愛犬の体調やウンチ・オシッコの様子を観察しながら、手作りご飯の食材を考えることではないでしょうか。犬の体の内側を見ることはできませんが、ウンチやオシッコの状態は内臓を映す鏡です。
今日飼い主さんが作った手作りご飯が、明日の愛犬の体を作る――これは何かの比喩ではなく、まぎれもない事実なんですよ!
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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商品紹介
トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
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