犬はトマトを食べてもいい!ただし毎日与えるのはやりすぎです

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真っ赤なトマトは見るからに栄養たっぷりで、いかにも体に良さそうですよね。実際に、トマトには様々な栄養が含まれています。もちろん、犬が中毒を起こすような成分は含まれていません

 

ただし、それは真っ赤に完熟したトマト限定の話。まだ熟していない青いトマトや、葉や茎にはトマチンという苦味のある毒性成分が含まれているので要注意です。

 

というわけで、今回は愛犬の食事にトマトを加える際の適量や、注意点を考えてみたいと思います。何も考えずにオヤツとしてジャンジャン食べさせるのはNGですよ!

犬の健康に良い効果が期待できるトマトの成分

 

私たち人間と同じように、犬はトマトを生でも加熱でも食べることができます。

そんなトマトに含まれている犬の健康に良い成分の中でも、「さすがはトマト!」と言いたくなる優れた成分を3つご紹介します。

 

リコピン

リコピンとはトマトの赤い色の色素成分のことで、カロテノイドの一種です。リコピンの何がすごいのかといえば、その抗酸化作用の強さ。リコピンは二重結合が多い特殊な構造を持っているからこそ、活性酸素を効率よくキャッチして無害化できるのです。

 

構造などのややこしいことはとりあえず置いておいて、とにかくトマトのリコピンはとても健康に良い!と覚えておいてください。

 

βカロテン

βカロテンもリコピンと同じく、カロテノイドの一種です。ただし、カロテンと違うのは体内では必要に応じてビタミンAに変わることなんですね。ビタミンAに変わると目の網膜細胞や皮膚を守る働きが期待できますが、もちろん抗酸化作用にも優れています。

 

リコピンと比べてどちらが強力なのか?などと考えず、トマトに含まれているβカロテンもすごい!と覚えておきましょう。

 

13-oxo-ODA

何これ?と思ったかたもいらっしゃることと思いますが、この成分は【じゅうさん-おきそ-おーでぃーえー】と読みます。

 

13-oxo-ODAとは、リノール酸から作られるオキシ脂肪酸の一種のことで、近年その健康作用が注目されている成分です。なぜ注目されているのかは、その効果を見れば一目瞭然。

 

  • 脂肪燃焼スイッチをONにする
  • 脂質代謝の改善が期待できるので、肥満や脂肪肝の予防と改善が見込める
  • 慢性的な炎症を軽減させる作用が期待できる

 

こんなにも素晴らしい効果が期待できるのであれば、愛犬にトマトをじゃんじゃん食べさせたい!ついでに自分もトマトをモリモリ食べたい!と思われたかたもいらっしゃることでしょう。でもちょっと待って!

 

実際のところ、現時点では動物実験における研究結果の段階であり、人間に対しての効果についてもまだまだ研究の途中です。となると、犬への安全性と有効性が証明されるのは、まだ先の話になるのは間違いありません。

 

とはいえ、トマトにはこれほどまでに期待の大きい成分が含まれていることは、犬の飼い主として知っておきたいところです。

 

>『愛犬の腸内環境改善を強力にアシスト!簡単に作れるリンゴのおやつ

 

 

犬にトマトを与えるときの適量

 

犬にトマトを与える際の目安は、おおむね1日の摂取カロリーの10%程度です。……と言われても、なんだかピンときませんよね。一応、体格別の適量を考えた場合は、以下の量がだいたいの目安となります。

 

  • 体重5kg前後の小型犬 → 1日に10~20g程度
  • 体重15kg前後の中型犬 → 1日に20~40g程度
  • 体重20kg以上の大型犬 → 1日に40~80g程度

 

……と記載されていても、これまたピンときませんよね。JAの出荷規格によると、トマトはS・M・L・2L・3Lの5つの階級に分けられています。つまり、真ん中はLサイズということになりますので、Lサイズを基準に考えてみましょう

 

トマトLサイズ1個の重さは、160~200gぐらい。幅があるとわかりにくくなるので、とりあえず200gと仮定した場合……

 

  • 小型犬(体重5kg前後) → 1/20~1/10個(約10~20g)
  • 中型犬(15kg前後) → 1/10~1/5個(約20~40g)
  • 大型犬(20kg以上) → 1/5~2/5個(約40~80g)

 

上記を見てわかるように、犬に安全に食べさせられるトマトの量は、実のところかなり少なめです。オヤツ代わりにトマトをバンバン食べさせていた飼い主さんは、いまいちど与える量を考えたほうがよいのではないでしょうか。トマトが胃腸の負担になってしまったら、元も子もありません。

 

ちなみに、ミニトマト1個の重さは15gくらいです。トマト1個で考えるより、ミニトマトのほうがわかりやすそうですね。

 

>『【犬の手作りご飯】ブロッコリーの成分スルフォラファンの健康効果!

 

犬にトマトを食べさせる時はがいい?それとも加熱

 

犬にトマトを食べさせるときは、のままでも加熱してからでも大丈夫です。ただし、どちらにしろ必ず消化がよくなるように調理することが大切です。細かく刻んだりすりつぶすのはもちろんのこと、出来るだけ皮はむいた方がよいでしょう。

 

また、生と加熱のどちらにして愛犬に食べさせようか迷ったときは、栄養摂取の面から考える必要があります。

 

生で与えた方が犬の体が摂取しやすい栄養素

  • ビタミンC
  • 葉酸
  • カリウム

 

加熱して与えた方が犬の体が摂取しやすい栄養素

  • リコピン
  • βカロテン
  • 13-oxo-ODA

 

加熱した方がよい「リコピン」「βカロテン」「13-oxo-ODA」は脂溶性のため、油と一緒に摂取した方が吸収率を高めることができます。

 

とはいえ、犬の手作りご飯にしろドッグフードにしろ、犬に必要な脂肪分は含まれているので、食事にトマトを加える場合はあまり油脂のことを考える必要はありません。

 

ただし、オヤツ代わりにトマト単体で与える場合にリコピン等の吸収率を高めたいのであれば、少量のオリーブオイルで炒めるなど、油脂をプラスする必要があります。

 

まぁ、オヤツとしてトマトを与えるのであれば、栄養うんぬんというよりは、水分補給くらいの考え方の方が良さそうではありますが…。

 

>『【犬の手作りご飯】野菜の栄養は強固な壁に守られている

 

 

トマトを食べた犬のウンチが赤くなったら、明らかに食べさせ過ぎです

 

犬にトマトを過剰に食べさせると、ウンチが赤く染まってしまうことがあります。これはリコピンの赤い色素によるものです。もしウンチが赤く染まった場合は、消化にかなり負担をかけています。当然のことながら、犬の健康にとって良いことではありません。

 

せっかくトマトの素晴らしい栄養を役立てようとしたのに、胃腸に負担をかけてしまったのでは、本末転倒もいいところ。下痢・軟便・嘔吐は犬の健康をジワジワ削る原因です。

 

すべての食材にいえることですが、どんなに栄養豊富であっても、適量を守らなければ逆効果になってしまいます。トマトには素晴らしい栄養が含まれていますが、どちらかといえば肉食獣寄りの雑食動物である犬にとって、消化しやすい食材ではありません。

 

また、適量をきちんと守るのに加えて、毎日与えるというよりは時々ぐらいが安全です。

 

ちなみに、トマトを食べさせ過ぎるとウンチが赤く染まることはあっても、オシッコが赤くなることはありません。オシッコが赤くなった時の原因は別にあるはずなので、くれぐれも混同しないでくださいね。

 

>『犬が手足を頻繁に舐めるのはウンチがスムーズに出ていないから。

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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