犬の水分不足|吐く・血尿・痙攣などの症状は水が足りない可能性あり
愛犬の体に水分が足りていない――。そう聞くと、無意識に夏場を想像するのではないでしょうか。
確かに、気温の高い時期は水分不足による脱水を起こしやすいことは間違いありません。しかし、犬の体は季節の暑い寒いに関係なく、意外なほど水分が不足してしまうことがままあります。
犬の体が水分不足に陥ると、ときには吐く・血尿・痙攣などの飼い主をギョッとさせるような症状をともなうことも…。というわけで、今回は愛犬にしっかり水分を摂取させることについて考えてみたいと思います。
目次
犬の体の半分以上は水分でできている
犬の体は60%から70%が水分でできています。もちろん、子犬~老犬に至るまで、一律に同じ水分量というわけではありません。子犬の頃は体の80%近くが水分で占められていたとしても、老犬ともなれば60%前後といったところでしょうか。
これは何も犬に限ったことではなく、人間においても同じです。赤ちゃんの体は全身瑞々しいですが、老人の肌は乾いてカサカサしていますよね。犬の体は被毛で覆われているため人間ほど見た目にわかりにくいですが、基本的には同じです。
ちなみに人間の体の水分量は新生児が約80%、5歳児が約70%、成人が約60%、老人が約50%程度なのだとか。つまり、犬の体と人間の体の水分量にさほどの違いはないわけです。
ほんの数パーセント水分が失われただけで体は不調に陥ってしまう!
人間に関しての研究結果ではありますが、体内の水分が2%失われると喉の渇きを感じるとともに、運動能力が低下し始めるそうです。
そして、3%が失われると食欲不振や意識低下などの症状がみられるようになり、4%失われると頭痛やめまいなどの脱水症状が現れ、10%水分が不足すると――。場合によっては死に至ります。
これはなにも、人間の水分不足に限った話ではありません。人間と同じく体の6~7割が水分でできている犬の体も、ほんの数パーセント水分が不足するだけで体調不良に陥ってしまうのです。
次のような症状がみられたときは、病気の兆候を探るとともに、愛犬が水分不足に陥っていないかを、あわせて考えてみるべきではないでしょうか。
- 食欲が低下している
- いつもより元気がない
- このところ嘔吐することが増えた
- 下痢や軟便が続いている
- 舌を出してハァハァと息をしている
- 皮膚の弾力が失われているように感じる
- おしっこの色がいつもより濃い
- おしっこの量がいつもより少ない
愛犬が痙攣を起こしたとき、私たち飼い主は「脳の病気ではないか?」と考えがちですよね。しかし、もしかしたら水分不足による脱水が原因で痙攣しているのかもしれません。
このあたりを動物医療の素人が安易に判じるべきではありませんが、「水分不足」という灯台下暗しのような原因があることも知っておきましょう。
愛犬の飲水量を確実に確保する最良の方法は食事の水分量を増やすこと
愛犬にもっと水分を摂ってほしいのに、お水を充分に飲めているのかが、いまひとつよくわかりません――。こんなお悩みをお持ちの飼い主さんは少なくありません。
愛犬がいつでもお水を飲めるように、給水機やお水入れを複数用意したとしても、「いつ」「どの程度」飲んでいるのかを正確に把握することは難しいですよね。
お皿のお水が減っているから充分な量のお水を飲んでいると思っていたら、実は飲水の際にかなり多くをこぼしていた、というケースもあります。なんせ、犬はお水の飲み方が思った以上に下手くそで、ダイナミック過ぎる生き物ですから。
となると、飼い主が犬の体にしっかり水分が入ったかどうかを見極める最良のタイミングは、食事ということになるはずです。
つまり、ナノワンで推奨しているスープ仕立ての手作りごはんは、腸をしっかり温めるという観点だけではなく、水分をしっかり摂取させるという目的においても、理に適っているわけですね。
毎食ごとにしっかりお水の量を測って食事を作ることで、「朝食でお水を〇〇ml」「夕食でお水を〇〇ml」摂取させられている、と水分補給の状況が把握しやすくなるのは間違いありません。
その結果、水分の摂取量がいまひとつ足りないと感じた時は、「おやつの時に〇〇ml追加」というようなコントロールをすることで、愛犬の水分不足を改善しやすくなるはずです。
愛犬の体に入れるものと愛犬の体から出ていくものを把握すること
もちろん、朝晩の食事だけで1日に必要な水分量をすべて賄おうとするようなやり方はナンセンス。
総量だけを気にして一度に水分を補給させたところで、オシッコの量が増えるだけ、あるいは嘔吐や下痢を引き起こす原因にもなりかねません。
合計で何mlの水分を補給できているのかという数値が重要なのではなく、「きちんと水分を摂取できている」という事実が大事なのです。
だからこそ、食事の際にしっかり水分補給させることにより、「最低でもこれだけの水分は体に入っている」と飼い主さんが把握していることには大きな意味があります。
愛犬が体外へ排泄するオシッコやウンチは、飼い主が用意した食事や水分が形を変えたものです。大切な愛犬の体を構成する材料は、すべて飼い主さんの手によるものであることを、どうか忘れないでください。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
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消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
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