【犬のワクチン接種の副作用】体調不良改善のためにできること

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狂犬病予防伝染病予防など、現代を生きる犬達は、毎年なんらかのワクチンを接種しています。

 

ワクチンは副作用が怖いから、なるべく愛犬に打ちたくない!と思っても「狂犬病予防法第5条施行規則第11条」によって義務付けられているため、少なくとも狂犬病予防ワクチンの接種を避けることはできません

 

ワクチン接種が義務付けられている以上、私たち犬の飼い主ができることはただ一つ。正しくワクチン接種をし、接種後は速やかに愛犬の体調を好調な状態に引き上げることです。

副作用と副反応の違い

 

このコラムのタイトルは「【犬のワクチン接種の副作用】体調不良改善のためにできること」としましたが、ワクチン接種が原因で体調を崩すことは「副反応」といいます。

 

  • 副作用 → ワクチン以外の医薬品が原因の体調不良
  • 副反応 → ワクチン接種が原因の体調不良

 

とはいえ、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)などでは、ワクチンが原因の体調不良に関しても副作用(side effect)と表現しています。実際のところは、あまり厳密に使い分けられているわけではないようですね。

 

愛犬に必要なワクチンと投薬を正しく見極めること

 

まず最初に申し上げておきたいのは、ワクチン接種は決して悪ではない、ということです。

 

犬の命や健康を脅かす感染症はいくつも存在しています。それらの感染を防ぎ、あるいは感染したとしても重症化を防ぐことはとても大切なことです。

 

同時に、感染した犬がいたとしても、周囲がワクチンを接種していれば感染拡大は最小限におさえられるはず。そうした意味においても、ワクチン接種が果たす役割は大きいといえるのではないでしょうか。

 

しかし、問題は打たなくてもよいワクチンを過剰に接種することや、過剰な服薬との並行によって犬の体に多大なる負担をかけてしまうことです。

 

必要最低限のワクチン接種と投薬は犬の健康維持・健康回復に役立つはずですが、過ぎたるは及ばざるがごとしであることは間違いありません。

 

つまり、私たち犬の飼い主は、ただ漫然とワクチンや投薬を受け入れるのではなく、愛犬にとって本当に必要かどうかを正しく見極める必要があるのです。

 

 

犬がワクチン接種した後の副反応(副作用)

 

犬がワクチン接種を受けたあとの副反応には二種類あります。

 

アナフィラキシー反応

接種後すぐから1時間以内に起こる、猛烈な副反応のことです。

 

  • 血圧低下
  • 呼吸困難
  • 嘔吐
  • 尿や便の失禁
  • 痙攣
  • 昏睡

 

犬にワクチン接種をした後でアナフィラキシー反応がみられた場合は、すぐに処置を施さないと命に係わることがあります。

 

そのため、ワクチン接種後は動物病院に30分から1時間ほど滞在することが望ましいといえるでしょう。すぐに自宅に戻った場合も、少なくとも1時間は安静にさせ、体調に変化が起きないかを見守るべきです。

 

ワクチン接種後にアナフィラキシー反応が起きる確率は、1000匹に2匹といわれています。割合にして0.2%ですが、うちの犬は絶対に当てはまらない!という保障はありません。

 

アレルギー反応

接種後数時間から数日以内に起こる体調不良のことです。

 

  • 元気がない
  • 顔の腫れ
  • 体のむくみ
  • 体を痒がる、湿疹
  • 嘔吐や下痢
  • 食欲の低下
  • 発熱

 

ワクチン接種によるアレルギー反応の中で、比較的多くみられるのは顔の腫れや全身のむくみです。

 

発熱に関しては、ある意味免疫抗体を作るうえでの正常な反応ともいえますが、あまりにもぐったりしていたら、なんらかの処置をしたほうがよい場合もあります。

 

ワクチン接種後にアレルギー反応が起きる確率は、100匹中1匹程度。割合は1%と大したことはないように思われがちですが、アナフィラキシー反応の5倍は起きている計算です。

 

>『犬のアレルギーと腸内環境の関係を理解しよう。

 

犬がワクチン接種で副反応が起きたときの治療

 

アナフィラキシー反応が起きた場合、対処は待ったなしの状態です。すでに帰宅した後で症状がみられたら、ただちに動物病院へ戻りましょう。

 

治療は症状に応じてステロイド剤・アドレナリン・抗ヒスタミン剤などが用いられます。

 

アレルギー反応に関しては、自宅で安静にしているだけで数日後にはおさまっていることがほとんどですが、あまりにも症状が重いなら対症療法を選択したほうがよい場合も。

 

特に痒みの症状が出た場合は、放置すると体を掻きむしってしまうことがあるため、抗ヒスタミン剤やステロイド剤で鎮めることもあります。

 

 

免疫力を上げる食事がワクチン後の回復を早めてくれる

 

ワクチン接種をすると、犬の体内では対象となるウィルスの抗体が作られることになります。

 

そのため、本来であれば食べ物を消化して栄養を吸収するために使われていた酵素が、一時的に抗体作りへと割り振られることに…。

 

すると、全身の細胞を入れ替えるための新陳代謝や体温を上げるための力が衰えてしまうため、体の活力が奪われやすいのです。

 

こういった状態が長く続いてしまうと、内臓の温度がなかなか上がらなくなり腸の力が衰えて免疫力低下を招くことになるでしょう。

 

つまり、ワクチン接種後の体調をすみやかに回復させるには、腸の温度を上げて免疫力をアップさせることが最善なのです。

 

食べ物の消化吸収が正しく行われていると、ワクチン接種によって体内に異常タンパク質が生じたとしても、タンパク質分解酵素の働きによって速やかに分解することができます。

 

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を解説

 

愛犬にワクチン接種をした後の食事に加えたい食材

 

愛犬のワクチン接種後、体調に大きな変化は見られなかったとしても、体内ではいつも以上に酵素が消費されています。

そのため、いつもの食事に+αの食材を加えて酵素を補ってあげましょう。

 

タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)を含む食材

  • りんご
  • 納豆
  • パパイヤ

 

脂肪分解酵素(リパーゼ)を含む食材

  • 納豆
  • 大根
  • トマト

 

炭水化物分解酵素(アミラーゼ)を含む食材

  • 大根
  • かぶ
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • バナナ

 

酵素は熱に弱く50℃以上に加熱すると活性を失ってしまいます。そのため、生で犬に食べさせてもよい食材は、すりおろしてから食事に加えましょう。

 

ただし、下痢や軟便などお腹が敏感な犬に食べさせる場合は、お腹の刺激にならないよう少量から試すことが鉄則です。体調改善のために食べさせたはずが、体調悪化を招いてしまっては元も子もありません。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

愛犬の腸を日常的に元気にすることがワクチン・薬に強い体を作る

 

今回はワクチン接種による副反応(副作用)について考えてきましたが、愛犬の腸活は特別な話ではありません。

 

腸の温度を上げて免疫力をアップさせる食事を毎日食べさせていれば、ワクチン接種や投薬後の免疫力アップも問題なくクリアできるはずです。

 

愛犬の体調は「悪くなったから改善する」のではなく、「悪くならないように毎日予防する」ことがベストの選択ですよ!

 

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を解説

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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