愛犬は飼い主が考えている以上に言葉のニュアンスを理解している!
「お散歩」と口にしたら、寝ていた愛犬が飛び起きた――。犬と暮らす中ではよくあることですよね。
犬が反応しやすい言葉には、「おやつ」「お風呂」「ごはん」「病院」などがあります。どうやら犬が反応する言葉には、犬にとって歓迎すべきものと、そうでないものの両方があるようです。
一昔前まで、犬が人の発した言葉に反応するのは飼い主の感情を読み取っているに過ぎない、と考えられてきました。ところが近年の研究で、犬は言葉そのものと感情の両方を理解していることが判明しています。
目次
犬の左脳と右脳の役割を調べるためのMRIを用いた画像検査
では、どのようにして犬が言葉そのものと、発した人の感情の両方を理解していると解明したのでしょうか。
それは、2016年にハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学神経科学の研究者チームによって研究され、実験が行われました。
人間の場合、左脳と右脳とでは異なる機能を担当していることは、比較的よく知られていますよね。言葉と感情について言うならば、左脳は「言葉の意味」を理解し、右脳は「言葉に込められた感情」を理解する、といったようなことです。
神経科学の研究者チームでは、この左脳と右脳の役割の違いが犬にもあてはまるのかを、実験によって解き明かそうとしたわけです。
とはいえ、人間の場合と違って犬の右脳と左脳の役割を解明するのは容易なことではありませんでした。なぜなら、右脳と左脳の反応の違いを明確に探るためには、MRIによる画像検査が必要だったからです。
MRIを撮影するために訓練された犬が頑張った!
犬の脳をMRIで画像検査する――と言ってしまえば簡単なように思えますよね。しかし、これはかなり難しいことなんです。なぜならMRIで撮影している間、犬は10分以上もベッドの上でひたすらじっとしていなければならないからです。
おまけに、MRIを経験したかたならおわかりになると思いますが、あの継続的に聞こえてくるガンガンという大きな音に終始耐えなければなりません。
自分の愛犬だったらMRI検査に耐えられるだろうか?と考えた時、「うん、できそうだ!」と思える飼い主さんは、ほぼいないのではないでしょうか。
では、どうやって犬の脳のMRI画像を撮影したのかといえば…。
なんと、この実験のためにベッドの上でじっとしていられるよう、長い時間をかけて訓練がなされたのです。しかも音を遮断するためのヘッドセットまで装着する練習もしたわけですから、これはもう大したもの以外の何ものでもありません。
MRIによって犬はほめられる言葉を嬉しい感情で言われると一番喜ぶことが判明
MRIを使った実験により、犬の右脳と左脳が持つ役割について、以下のことを解き明かそうとしました。
- 犬をほめる言葉を感情を込めずに発声する → 感情を読み取っているのではなく、言葉そのものを理解しているのか?
- ただの音の羅列(言葉として意味をなさない)に、犬をほめる時の感情を込めて発声する → 感情そのものを正しく読み取ることができるのか?
- 犬をほめる言葉に、犬をほめる時の感情を込めて発声する → 犬が一番喜ぶはずの状況では、犬の脳はどのように反応するのか?
さて、これらの実験の結果ですが――。
- 言葉の意味を理解する左脳は反応あり、感情を理解する右脳は反応なし。
- 言葉の意味を理解する左脳は反応なし、感情を理解する右脳は反応あり。
- 言葉の意味を理解する左脳に反応あり、感情を理解する右脳にも反応あり。
しかも、3.の実験では人間が喜んでいる時に反応する、脳の大脳基底核と呼ばれるところに近い部分に強い反応が示されたのです。ここはいわゆる脳の報酬領域。どうやら、犬の脳にも人間の脳と共通する部分がある、と判明したわけです。
これらの実験結果から、犬が一番喜ぶのは「ほめる言葉」+「ほめる時の嬉しい感情」を込めて発せられる飼い主の声であることが判明しました。まぁ、そりゃそうだという結果ではあるものの、MRIによってしっかりそのことが視覚化されたわけです。
飼い主がよそ見したままほめられても愛犬は嬉しくない
これらの実験から、犬は私たちが考えている以上に飼い主が発している「言葉」と「感情」の両方を理解できていることがわかります。
つまり、飼い主が何かに気を取られた状態で愛犬に「いい子、いい子」と言ったところで、犬としてはあまり嬉しくないわけですね。「コイツ、適当に言ってるだけだな」と理解できてしまっています。
だからこそ、愛犬と向き合うときは、きちんと愛犬のことを考えていなければいけないわけです。スマホを見ながら適当に…。こんな状況でほめられたとしても、犬としては嬉しくもなんともないわけですね。
左脳しか反応しないほめ言葉なんて、味付けが一切されていない食事のようなものかもしれません。まさしく、味気ないの一言に尽きるわけです。
となると、愛犬を感情豊かで賢く育てるには、いかに飼い主がきちんと感情を込めて話しかけられるかが重要になるはず。
愛犬の脳を活性化させるには、知育トイで遊ばせるだけでは足りません。しっかり感情を込めて愛犬と向き合う――こんな当たり前のことが、実は愛犬を賢い犬に育てるのです。
犬はかなり言葉を理解しているものの細かな違いまではわからない
実験によって、もう一つ判明したことがあります。それは、犬の左脳の反応によって言葉をある程度理解していることはわかりましたが、人間に近いレベルでの理解とはいえない、という事実です。
今回のMRIを使った犬の左脳と右脳の働きを可視化する実験では、次のような言葉を聞かせた際に犬の脳がどのように反応するかも調査しています。
- 犬が知っている言葉
- 犬が知っている言葉と発音が似ている言葉
- 犬が知っている言葉と発音が似ていない言葉
この実験に使われたのは「伏せ」を意味するハンガリー語の言葉です。ハンガリー語ではわからないので、わかりやすくなるように日本語に置き換えてみましょう。
- 伏せ
- ちせ(実際には存在しない母音を変えた伏せと似ている言葉)
- むへ(伏せと母音と子音の並びは同じだが意味をなさない言葉)
この実験の結果、1.の「伏せ」と2.の「ちせ」では脳に反応が見られたのに対し、3.の「むへ」ではほんとんど脳が反応しませんでした。
これらの結果から、犬は人間の言葉をかなり理解できてはいるものの、1文字違いなどの細かいニュアンスまではわからない、と結論付けられたのです。
とはいえ、ここまで理解できているだけで充分。犬が賢い生き物であることは疑いようがありません。
「わかりやすいシンプルな言葉」と「正しく感情を込める」ことが大
この実験から、私たちが愛犬と接するときには、きちんと感情を込めることが大切だとわかります。これは、何もほめる時だけではありません。叱るときにもちゃんと感情を込めなければ、犬には真意が伝わらないのです。
「こら、ダメよ」と言葉では言っていても、感情が伴っていなければ、飼い主が本当に伝えたいことが犬には伝わりません。
愛犬を賢くするポイントは「わかりやすいシンプルな言葉」と「正しく感情を込める」ことがなにより大切です。
一日のすべての時間を、愛犬と本気で向き合えとは言いません。しかし散歩の時間、遊ぶ時間、ごはんを食べさせる時間など、愛犬のための時間は何かをしながらではなく、きちんと愛犬に向き合ってあげましょう。
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