犬の食糞防止にパイナップルが効果あり!というウワサの真偽

犬を飼う前は楽しい毎日を想像していたのに、いざ飼ってみたら問題山積みでノイローゼになりそう…。とため息をつく飼い主さんは、残念ながら少なくありません。
とりわけ「無駄吠え」「トイレの失敗」「食糞」は、三大お悩みと呼べそうなほど深刻化しやすい問題です。
さて、今回とりあげるのは「食糞」にまつわるウワサ――「犬の食糞はパイナップルで防止できる」について。
あの手この手を尽くしても愛犬の食糞が納まらない飼い主さんは、藁にも縋るような気持ちで試してみたくなりますよね。
果たして本当なのでしょうか?
目次
犬はパイナップルを食べられるが推奨できる食材ではない
まずはじめに申し上げておきますが、パイナップルには犬の体に害を及ぼす成分は含まれていません。
となると、栄養豊富なパイナップルを食べさせたくなるかもしれませんが、勇み足は禁物。なぜなら、パイナップルに含まれている食物繊維は不溶性の割合が大きいため、犬の胃腸に負担をかけやすいからです。
◆パイナップルに含まれている食物繊維の量(100g中)
・水溶性食物繊維 約0.2g
・不溶性食物繊維 約1.0g
確かにパイナップルにはビタミンB1、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。しかし、これらのビタミンやミネラルはパイナップルでなくても摂取できるものですよね。
また、パイナップルといえばタンパク質分解酵素(ブロメリン)が含まれていることで知られていますが、これもわざわざ消化不良の危険を冒してまで、パイナップルで摂る必要はありません。
なぜなら、日常的に胃腸に優しい食事を心がけていれば、わざわざ消化促進のためにパイナップルを食べさせる必要はないからです。
とはいえ、今回の目的「食糞防止」のためにパイナップルを食べさせたい飼い主さんは、ビタミン・ミネラル・タンパク質分解酵素うんぬんは二の次、といったところでしょうか。

犬の食糞防止にパイナップルが役立つかは真偽不明
さて、肝心の食糞防止効果についてですが、これは正直なところ「真偽不明」というのが最終的な結論になります。
なぜなら、犬が食糞をする原因は一つではなく、「心因性」「消化器の問題」「環境要因」と様々に考えられるからです。
しかも、どれか一つではなく複数の要因が絡み合っていることもあるため、「〇〇を食べさせたら食糞しなくなる」と簡単に断言できるようなものではありません。
それらを踏まえたうえでパイナップルに食糞防止の効果があるとしたら、次のような理由が考えられるのではないでしょうか。
犬の食糞防止にパイナップルが効果ある説①タンパク質分解酵素の働き
便中に混ざっている未消化の食べ物は、食糞の原因の一つだと指摘されています。要するに、便の中から美味しそうな食べ物のニオイがするので、食べ物だと思って口に入れてしまうわけですね。
しかし、パイナップルに含まれているタンパク質分解酵素の働きで消化がしやすくなり、栄養吸収が促進された結果、ウンチから食べ物のにおいがしなくなるので食糞をしなくなる――という理屈が考えられます。
なるほど、とは思いますが、タンパク質分解酵素の働きで食糞しなくなるというのであれば、わざわざ消化に悪いパイナップルを食べさせるより、サプリで解決できそうな気がしなくもありません。
犬の食糞防止にパイナップルが効果ある説➁クエン酸による働き
パイナップルにはクエン酸が含まれています。そのため、便のpHが通常より酸性側に寄ることで便の味が変化し、犬の好みの味ではなくなる――という理屈も考えられるでしょうか。
しかし、便のpHが酸性に傾くほどパイナップルを食べさせたら、それこそ胃腸の負担になりかねません。「それだ!」と手を打てるほど説得力がある説とは思えないのが、正直なところでしょうか。
犬の食糞防止にパイナップルが効果ある説③未消化のパイナップルを犬が好まない
便の中に混ざっている未消化のパイナップルの味とニオイを犬が好まない、という説もあります。消化が促進された結果便が美味しそうではなくなった、という説の対極にあるような理由ですね。
まあ、なくもないとは思いますが、パイナップルのニオイと味を好まないとしたら、そもそも食べさせようとした時点で食べてくれないのではないでしょうか。となると、あまり現実的ではありません。

真偽不明の情報に飛びつく前に環境と食事内容の見直しを
犬の食糞はパイナップルで防止できる――こういった情報は、食糞防止を模索している中で必ずと言ってよいほど行き当たります。科学的な根拠として真偽不明ではあるものの、実際にパイナップルが食糞防止に役立ったケースがあることまでは否定できません。
愛犬の食糞に頭を悩ませている飼い主さんは、ダメ元の気持ちで試してみたくなる。この気持ちは大いに理解できるものです。
どのような方法が食糞防止に役立つかはわかりませんが、絶対に忘れてほしくないこと。それは、パイナップルは犬の胃腸が消化しやすい食材ではないという事実です。
とりわけ子犬は消化器そのものがまだ未発達ですし、老犬は加齢による影響で胃腸の消化能力が衰えはじめています。真偽不明の情報に振り回されて愛犬の胃腸に悪い影響を及ぼす前に、まずは生活環境と食事内容の見直しから初めてみましょう。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
なぜ多くの犬が「腸の問題」を抱えているのか?
犬の健康相談を長く受けていると、ある共通点に気づきます。
それは・・・多くの犬が「腸の排出力」を失っていることです。
本来、犬の体はとてもシンプルです。
体に不要なものが入ると、それを便として外へ出すことで体のバランスを整えます。
しかし現代の犬たちは・・・
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・予防薬
・抗生物質
・加工フード
など、昔よりも多くの影響を受けています。
その結果、腸の働きが弱まり・・・
・慢性的な下痢
・消化吸収の低下
・アルブミン低下
・食欲不振
といった問題が増えています。
こうした犬たちにとってまず大切なのは
「何を入れるか」より
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です。
体が排出できる状態になると腸は本来の働きを取り戻します。
そして結果的に・・・
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健康は出すことから始まる。それが、私たちがたどり着いた結論です。
健康は、ある日突然変わるものではありません。
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