愛犬のアルブミン値が低い!食事が低栄養になっていませんか?

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愛犬には長生きしてもらいたいから、絶対に肥満にはさせない――!

 

この考え方は、何一つ間違っていません。肥満は確実に犬の健康を害します。愛犬には常に「適正体重」「適正体型」を維持させたいものですよね。

 

しかし、体重を増加させないことだけを目的に食事内容・食事量を決めてしまうと、栄養不足によるアルブミン低下を招くかもしれません。

 

血液中のアルブミン値が低下する原因は「腎臓?」「肝臓?」「腸?」

 

血液検査をして愛犬のアルブミン値が正常より低いことが判明すると、まず最初に次のような原因が疑われることになるでしょう。

 

腎臓

腎臓になんらかの異常があり、尿中にタンパク質が漏れ出しているのではないか?

 

肝臓

アルブミンは肝臓で作られるため、肝臓が機能しなくなったせいで、アルブミン値が低下しているのではないか?

 

消化管

消化管になんらかの異常があり、タンパク質が漏れ出しているのではないか?

 

このように、まずは腎臓・肝臓・消化管(主に腸)などを検査し、アルブミン低下の原因が隠れていないか探ることになります。

 

ところが、検査をしてもはっきりと原因が特定できないことは珍しくありません。すると、ある程度見切り発車的に投薬治療が開始されることも。

 

しかし、闇雲に薬を服用させる前に考えてほしいことがあります。それは、「栄養不足の食事」と「腸の冷えによる腸内環境悪化」の可能性です。

 

現在ステロイド治療をしている又は可能性がある方はこちらも合わせてご覧ください。

>『 犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善

 

 

アルブミンは愛犬の体の栄養状態を表す数値

 

「愛犬の体重は絶対に増加させたくないから、ドッグフードは常にダイエット用です。肥満は健康の大敵、痩せているほうがいいですよね」

 

愛犬の食事をこういった理由で選んでいる飼い主さんは、意外なほどに少なくありません。もしも愛犬が肥満傾向にあるとしたら、一時的にダイエットタイプのドッグフードを使って体重減少を図るのは、正しい判断と言えるでしょう。

 

通常のドッグフード(成犬用・全年齢用など)の給餌量から1割程度減らし、時間をかけて少しずつ体重を落としていくのも、愛犬をダイエットさせる正しい方法の一つです。

 

しかし、「太らせたくない」という理由だけで太っていない犬にダイエット用のドッグフードを恒常的に食べさせたり、太っている犬を痩せさせようと、いきなりドッグフードの給餌量を半分以下にする。こういった考え方で犬の食事内容や食事量を決めていると、本来必要としている栄養素が足りなくなることがあります。

 

アルブミンは体の栄養状態の指標となるタンパク質です。愛犬のアルブミン値が低下した原因は腎臓でも肝臓でも消化管でもなく、実は栄養不足かもしれません。

 

栄養を吸収できる、できないのカギは腸が握っている

 

うちは栄養バランスの良いドッグフードを適正量食べさせているから、栄養不足になるはずはないのに…

 

それでも愛犬のアルブミンが正常値より低かったら、原因は腸にあると考えてみましょう。腸に原因があると言っても、腫瘍ができているといった直接的な意味ではありません。ここで問題にしたいのは「腸の冷え」です。

 

犬にしろ人間にしろ、腸の温度は高めが理想的。なぜなら、腸内細菌の中でも善玉菌と呼ばれる細菌叢(腸内フローラ)は、総じて「温度高め+弱酸性」の環境を好むからです。

 

反対に、腸内環境を悪化させる悪玉菌は「温度低め+弱アルカリ性」を好みます。つまり、きちんと栄養バランスの整ったドッグフードを、適正量食べさせているにも関わらず愛犬のアルブミン値が低いなら、「栄養がきちんと吸収できていない」=「腸が冷えている」と考えられるのです。

 

 

愛犬の低アルブミンを改善するには「栄養バランスが整っていて腸を温める食事」が理想的

 

腸内環境が悪化したから腸が冷えたのか、腸が冷えたから腸内環境が悪化したのか――。いずれにしろ、腸内環境を改善する決め手は「栄養バランスの整った食事」と「腸を内側から温める食事」の両輪です。どちらか片方ではありません。

 

せっかく栄養バランスの整った食事を食べさせても、腸が冷えたままでは栄養素を充分に吸収することはできないでしょう。

 

もしも愛犬を太らせたくない、あるいは長生きさせたいという理由で日常的に食事制限させているなら、今すぐ食事内容の見直しが必要。なぜなら、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルのバランスが良い食事を適量食べさせていれば、犬が肥満になることはないからです。

 

また、本当に健康長寿を目指すなら、愛犬の食事は腸内環境を良い状態で維持できる「腸を温める食事」に変えるべきでしょう。それが結果として、アルブミンを正常値に戻してくれるはずです。

 

アルブミン数値の改善方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の腸は冷えている!アルブミン値改善の切り札は腸の温活

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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