犬はバナナを食べられる!量によっては糞詰まりの原因になることも…

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バナナといえば、1年365日いつでも買うことのできる果物の代表格ですよね。日本人が好きな果物ランキングでも、必ずと言っていいほどベスト10にランクインしています。

 

そんな甘くて柔らかなバナナは、甘いものに目がない犬にとっても魅力的な果物であることは間違いありません。バナナの皮を剥いたとたん、愛犬にクレクレとしつこくせがまれた経験をお持ちの飼い主さんも少なくないはずです。

バナナに含まれている糖質は他の果物とはちょっと違う

 

バナナは犬の体に害になるような成分は含まれていないため、犬が食べても問題のない果物です。とはいえ、糖質とカロリーが高い果物であることは否定できません。となると、むしろ避けるべき食材のような気がしてきますが…。

 

実は、バナナに含まれている糖質のバランスは、他の果物とはちょっと違っています。桃やメロンといった他の果物の糖質は、果糖(フルクトース)が中心。一方、バナナに含まれている糖質はショ糖(スクロース)とでんぷんが多いのが特徴です。(※ショ糖=ブドウ糖+果糖)

 

果糖(フルクトース)が単糖類であるのに対し、ショ糖(フルクトース)は二糖類、でんぷんは多糖類。そして、分解にかかる時間を速いものから遅い順に並べると、「単糖類 → 二糖類 → 多糖類」となります。

 

つまり、バナナは他の果物に比べて糖の吸収に時間がかかるため、腹持ちがよくなるだけではなく、血糖値の上昇も緩やかになるというわけですね。

 

だからといって欲しがるだけ与えていたら、確実にカロリーオーバーとなり肥満への道一直線になってしまうでしょう。当たり前のことですが、どんな食べ物も適量を守ってこそ、本当の意味で愛犬にとって「体の糧」となるのです。

 

>『【犬の手作りご飯】穀物は悪者じゃない!犬の大切な栄養源

 

 

バナナに含まれている食物繊維と便秘解消の関係

 

バナナといえば、便秘解消に効果がありそうな気がしませんか?このイメージは、あながち間違いではありません。というのも、バナナにはレタスとだいたい同じくらいの食物繊維が含まれているからです。

 

ただし、これは「食物繊維がたっぷり含まれているから犬の便秘解消に効果あり!」と言っているわけではありません。

 

バナナの可食部分100gに含まれている食物繊維はおよそ1.1g。その内訳は、水溶性食物繊維0.1g、不溶性食物繊維1.0gです。

 

この、多いというほどではないけれど、決して少ないわけではない食物繊維の含有量だからこそ、かえって犬の便秘解消にそれなりに効果が期待できるんですね。

 

食物繊維が多すぎれば便秘を助長させてしまう可能性があり、少なすぎればこれといった効果は期待できません。

 

ちなみに、リンゴ100gに含まれている食物繊維は不溶性食物繊維1.2g、水溶性食物繊維0.3g。こちらもまた、程よい食物繊維の量が犬の便秘解消にもってこいです。

 

ただし、便秘解消に効果が期待できるということは、食べ過ぎると糞詰まりを起こす危険性があるということでもあります。このあたりのさじ加減を間違えてしまうと、愛犬の便秘はいつまでたっても解消しません。

 

なんにせよ、愛犬の便の状態を観察しながら適量を追い求めるしか方法はないのです。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

犬が食べてもよいバナナの目安

 

バナナは栄養豊富な果物ですが、だからといって食事代わりに与えるのは絶対にダメ!朝はバナナしか食べないという飼い主さんも、愛犬にはきちんと栄養バランスの整った食事を用意してあげましょう。

 

そのうえで愛犬にバナナを与えるとしたら、目安の量(1日分)は以下の通りです。

 

  • 体重5kg前後 → 1/4
  • 体重10kg前後 → 1/2
  • 体重20kg前後 → 1
  • 体重30kg前後 → 2

 

どの食材にも言えることですが、こういった目安の量はあくまでも一般的な話であり、ご自身の愛犬にピタリとあてはまるかはわかりません。

 

そのため、必ず初めて食べさせる食材は少量から試し、体調や便の状態を観察しながら増量・減量することが大切です。

 

また、バナナを食べさせるときは必ず喉に詰まらない大きさにカットしてから与えてください。バナナは柔らかいからと適当にちぎって食べさせてしまうと、食道に詰まって窒息の原因になることがあります。これ、まったくもってシャレになりません。

 

 

ゴミ箱に捨てたバナナの皮に注意!

 

ゴミ箱に捨てたバナナの皮を愛犬にイタズラされないよう、注意してください。いくらなんでも愛犬にバナナを皮ごと食べさせる飼い主さんはいないと思いますが、不測の事態は起こるものです。

 

万が一愛犬がバナナの皮を食べてしまったら、嘔吐や下痢といった消化不良だけでは済まないことも…。最悪は腸閉塞を引き起こす可能性もあり、そんな事態に陥ってしまったら外科手術が必要になりますよ!

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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