犬のご飯に使うオリーブオイル|適量なら便秘改善、過剰は下痢の原因

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どうも世間では「=健康に悪い」というイメージが先行している気がしてなりません。大切なのは、どのような油をどの程度摂取するか――この一言に尽きるでしょう。

 

とはいえ、オメガ3脂肪酸が犬の体に良いことは、かなり周知されていますよね。オメガ3脂肪酸というのは魚の油に含まれているDHAやEPA、エゴマやアマニなどの植物油に含まれているα-リノレン酸の総称です。

 

では、比較的どこの家庭にもある、体に良さそうな油の代表格「オリーブオイル」は犬の体にどのような効果をもたらすでしょうか?

に注意すれば犬はオリーブオイルを食べてもOK

 

そもそもの前提として、犬はオリーブオイルを食べても大丈夫です。ただし、「人間が食べられる油なんだから、犬だって食べてもいいに決まっている」という考え方はNG!なぜなら、グレープシードオイルやアボカドオイルは避けたほうがよいからです。

 

アボカドに含まれているペルジンは、犬に中毒を引き起こす物質として知られていますよね。アボカドオイルはアボカドの果肉を絞って作られるため、ペルジンが含まれている可能性が高いと考えるべきでしょう。

 

では、グレープシードオイルはなぜ避けるべきなのでしょうか。それは、ぶどうに含まれているどの成分が中毒症状や急性腎不全を誘発してしまうのか、現時点では解明されていないからです。

 

何が危険なのかはっきりしない以上、ぶどうに関する食品はすべて避けたほうがよいのは間違いありません。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、オリーブオイルに戻りましょう。

 

オリーブオイルに関しては、基本的に犬の体に害になるものや、中毒症状を引き起こす成分は含まれていません。むしろ、適量であればそれなりに健康効果が期待できる成分が含まれていますし、上手に使えば便秘改善も期待できそうです。

 

ただし、摂り過ぎれば下痢の原因になることもありますし、体質によってはオリーブオイルそのものが合わないというケースも…。

 

まあ、このあたりはオリーブオイルに限ったことではなく、すべての食品に言えることなんですけどね。

 

>『【犬の手作りご飯】穀物は悪者じゃない!犬の大切な栄養源

 

 

適量のオリーブオイルには犬の健康に良い成分が含まれている

 

私たちは普段何気なくオリーブオイルを使っていますが、実はけっこう健康に良い成分が含まれています。

 

  • オレイン酸……酸化しにくく、免疫力向上やガン予防効果が期待されている
  • ポリフェノール……抗酸化作用
  • ビタミンE……抗酸化作用

 

そしてなにより、オリーブオイルは脂質です。犬にとってはタンパク質の次に重要な栄養素とされていますよね。

 

なるほど、犬にとっては良いこと尽くしのように思いたくなりますが…。

 

適量であれば、犬の体にとって効率のよいエネルギー源となってくれるのは間違いありません。しかし、摂り過ぎれば肥満へまっしぐら、最悪は膵臓に過剰な負荷をかける可能性もあります。このあたりのデメリットは、常に頭に入れておくべきでしょう。

 

便秘の犬は適量のオリーブオイルが改善の糸口になる可能性も

 

便秘の犬が適量のオリーブオイルを摂取した場合、硬くなった腸の内容物にオリーブオイルが混ざることで柔らかくなり、排便しやすくなる効果が期待できます

 

オリーブオイルに含まれているオレイン酸には腸を刺激する効果があるため、なおのこと便秘改善には一役買ってくれるのではないでしょうか。

 

ただし、この効果はあくまでも便秘の犬限定。便秘ではない犬がそれなりの量のオリーブオイルを摂取し続けてしまうと、上記の効果から軟便や下痢をする可能性が高くなってしまうのです。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

犬に与えてもよいオリーブオイルの

 

オリーブオイルに限ったことではありませんが、どんな食材も犬個々の体質によって適量には差があります。

 

それを踏まえたうえで、目安の量(1日分)としては…

 

  • 体重5kg程度の小型犬 → 小さじ1/2~1杯
  • 体重15kg程度の中型犬 → 小さじ1~1.5杯
  • 体重25kg以上の大型犬 → 小さじ2杯~大さじ1杯

 

当然のことながら、初めてオリーブオイルを与えるときは、上記より少ない量から始めてください。そして愛犬の体調や便の状態を観察しながら、適量を探っていくのが一番です。

 

また、便秘解消を目的にオリーブオイルを与えるのであれば、一時的に少し増量してみるという方法も良いかもしれません。

 

そのうえで、まともな排便があったらオリーブオイルを休止する、あるいは少量に戻すといった方法であれば、体調不良を極力回避できるのではないでしょうか。

 

 

せっかくオリーブオイルを与えるならエキストラバージンがおすすめ

 

オリーブオイルには最上から最低まで4段階のグレードがあります。

 

  1. エキストラバージンオリーブオイル
  2. バージンオリーブオイル
  3. オーディナリーバージンオリーブオイル
  4. ランパンテバージンオリーブオイル

 

日本で食品として流通しているのは、最上位のエキストラバージンオリーブオイルと、その下のバージンオリーブオイルのみ。

 

最も栄養価が高いのは、言わずと知れたエキストラバージンオリーブオイルです。エキストラバージンオリーブオイルとは記載されていない食用のオリーブオイルはピュアと呼ばれ、精製したオリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルを加えたものなんですね。

 

犬のご飯にオリーブオイルを使う際は、基本的にはエキストラバージンオリーブオイルを加熱しない状態で加えるのが一番でしょう。

 

しかし、ご飯に入れる食材を炒めてから使いたい場合はピュアにするといった使い分けができると、最も効率よくオリーブオイルを活用できるのではないでしょうか。

 

しつこいようですが、とにかく愛犬のご飯にオリーブオイルを使う場合は、犬の体調と便の状態に悪影響を及ぼさない適量を見つけることが大切です。

 

>『【犬の手作りご飯】穀物の選び方|犬は白米以外も消化できる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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