愛犬の便秘解消に梨は効果あり!ただし下痢や軟便の犬には向きません

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は犬が食べられる果物です。ただし、どんな体質の犬にもおすすめできるわけではありません。

 

  • 便秘がちの犬 → 梨は便秘解消に効果あり
  • 下痢軟便をしやすい犬 → 梨は下痢を悪化させる恐れあり

 

梨の可食部分には犬が中毒を起こすような成分は含まれていませんが、普段から下痢や軟便をしがちなお腹の弱い犬は、避けたほうが無難です。

 

しかし便秘がちの犬、あるいはカチカチ便ばかりしている犬にとっては、便秘解消の秘策になる可能性も…。

 

というわけで、今回は梨について深掘りしてみましょう。

 

に含まれている犬の体に有用な成分

 

梨は水分ばかりで栄養はあまりない――といわれることがあります。これはあながち間違ってはいませんが、よくよく見ればそんなことはないとも言えるのです。

 

また、梨に含まれている水分量は和梨がおよそ88%、洋梨はおよそ85%程度です。うわぁ、水分ばっかりと思われたかたもいらっしゃるでしょうが、実際のところリンゴの水分含有量とほとんど変わりません。

 

梨だと水分多めに感じるのに、リンゴだと水分ばかりというイメージがないのは、なんとも不思議な話ですよね。

 

そんな若干謎めいた果物の梨ですが、犬の体に有用な栄養成分はちゃんと含まれています。

 

カリウム

カリウムはほとんどの果物に含まれているミネラルです。当然のことながら梨にも含まれていますが、注目したいのはその含有量。

 

梨とリンゴそれぞれの可食部分100gを比較してみると

 

……140mg

リンゴ……110mg

 

意外にもリンゴより多く含まれています。ただし、カリウムは塩分排出に欠かせないミネラルではあるものの、腎臓機能が衰えている犬や心臓病の犬は摂取量に注意が必要。

 

カリウムは犬の主要必須ミネラルですが、後先考えずにせっせと摂取させればよいというものではありません。

 

食物繊維

梨(可食部分100g)に含まれている食物繊維は、水溶性食物繊維0.2g程度・不溶性食物繊維0.7g程度です。

 

ちなみにリンゴ(可食部分100g)の食物繊維は水溶性食物繊維0.4g・不溶性食物繊維1.0g程度。単純に数値だけを比較すると梨はリンゴより食物繊維の含有量が少ないわけですが、実はここにこそメリットがあります。

 

というのも、犬の便秘解消目的に生のリンゴを食べさせていると、お腹の調子によっては便が硬くなりすぎることがあるからです。要はリンゴの豊富な食物繊維が効きすぎてしまっているわけですね。

 

こういう体質の犬にはリンゴより先にまずは梨を試してみて、お腹の調子が整ってきてからリンゴに移行したほうが上手くいくはずです。

 

アスパラギン酸

アスパラギン酸といえば、栄養ドリンクを連想したかたもいらっしゃるのではないでしょうか。簡潔に言えば、アスパラギン酸はアミノ酸の一種です。

 

犬にとっては非必須アミノ酸なわけですが、だからといってあなどることなかれ。なんと、中枢神経系を保護したり、アンモニアを体外へ排出する働きが期待できる優れた成分です。

 

つまり、非必須アミノ酸とはいえ摂取しても損はない、というわけですね。

 

ソルビトール

ソルビトールを食品添加物として覚えているかたもいらっしゃると思いますが、その正体は糖アルコールの一種。平たく言えば、低カロリーなのに甘味のある成分です。果物の多くにソルビトールは含まれていますが、梨には特に多く含まれています。

 

さて、このソルビトールこそが便秘解消のキーマン。というのも、ソルビトールは水分保持力が高く、さらには便のpHを酸性に傾ける作用があるからです。簡単に言えば便を柔らかくしてくれるわけですね。

 

だからこそ、カチカチ便をしがちな犬にとっては、便を出しやすくする効果が期待できるのです。しかしその反面、下痢や軟便をしがちな犬がソルビトールを摂取すると、お腹の緩みを加速してしまうことがあります。

 

また、ソルビトールには便を柔らかくする効果だけではなく、解熱効果も。となると、お腹の調子に問題のない犬にとっては、暑い時期の「水分補給+体の熱冷まし」として効果的に使えそうですよね。

 

ただし、生まれつき腸の温度が低い個体が多くみられる犬種は要注意。安易に梨を与えてしまうと下痢や軟便を誘発し、その状態が長引いてしまう可能性があります。

 

フレンチブルドッグなどはそういった傾向が強いと考えられますので、よくよく注意しましょう。

 

プロテアーゼ

プロテアーゼを厳密に説明するとややこしくなるので、ここでは簡単に「タンパク質をアミノ酸に分解する酵素」とだけ覚えておきましょう。

 

犬にとってタンパク質は最も重要な栄養素です。そのタンパク質を分解する酵素ですから、消化促進に効果が期待できるのは言うまでもないですよね。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

犬が食べる梨の適量は基本的に「ほんの少し

 

愛犬の便秘を改善させたいからといって、一気に梨をたくさん食べさせても良いことは一つもありません。梨に限った話ではありませんが、どんなに効果的な食べ物も適量を超えたとたんに体調不良の原因になります。

 

犬に食べさせても安心な梨の目安量

 

小型犬 → 梨を1/8カットした1きれの半分程度

中型犬 → 梨を1/8カットした1きれ程度

大型犬 → 梨を1/4カットした1きれ程度

 

上記の数値はあくまでも目安量。初めて食べさせるときはごく少量を与え、お腹の調子を観察しながら愛犬に合った適量を考えていくのが一番です。

 

また、カットした梨をそのまま与えるのはNG。本気で便秘解消に役立てたいなら、すりおろしてドロドロにした状態で食べさせるのがベストです。

 

梨はシャリシャリした噛み心地が魅力ですが、犬が食べる梨に噛み応えを求める必要はありません。

 

 

犬の便秘解消に必要なのは腸を温める食事

 

〇〇を食べさせたら一発で便秘が解消する――という魔法の食べ物はありません。

 

カチカチ便ばかりしている犬に梨を食べさせると排便がスムーズになる可能性は大いにありますが、あくまでも一過性の効果と考えるべきでしょう。ある種のカンフル剤のようなものですね。

 

本当に必要なのは腸の基礎力をしっかり高め、梨に頼らなくても状態の良い便を作れる健康な腸を取り戻すことです。

 

そのためには、毎日の食事で腸をしっかり温めて腸内環境を整えることこそが基本となります。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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