トイプードルの比較的長い寿命はトリミングとブームのおかげ?

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一般的な話になりますが、トイプードルの平均寿命はおよそ15歳前後――14~16ぐらいと考えられています。14~16歳と簡単にまとめてしまいましたが、犬の寿命を考えたら2年の差はあまりに大きいですよね。

 

15歳前後が平均寿命であれば、14歳ではなく16歳を超えても元気でいてほしい――これが飼い主の心情ではないでしょうか。

 

もちろん、寿命は神のみぞ知る領域です。平均寿命はあくまでも予測であり、最低保証されているわけではありません。とはいえ、愛犬の犬種が比較的長生きできると聞けば、嬉しくない飼い主さんはいませんよね。

トイプードルは比較的寿命の長い犬種ランキング1位

 

ギネスで認定されているトイプードルの世界最高齢は20歳です。人間の年齢に換算すると、だいたい100歳といったところでしょうか。これはもう、間違いなく長生きですね。

 

さすがにギネス級の長寿は難しいにしても、日本で暮らしているトイプードルの平均寿命はおよそ15歳前後。これは比較的寿命が長いといわれている犬種の中でも、トップにランキングされています。

 

参考までに大手ペット保険会社が発表している「家庭どうぶつ白書」を見てみると……

 

  • トイプードル 15.3歳
  • ミニチュアダックスフンド 14.9歳
  • ビションフリーゼ 14.9歳
  • 柴犬 14.8歳
  • イタリアングレイハウンド 14.6歳

 

小型犬から大型犬まで含めた犬全体の平均寿命は、およそ10~13歳程度です。となると、15.3歳のトイプードルはかなり長寿の犬種と言えそうですね。

 

では、トイプードルは「トイプードル」という犬種に生まれついたから長生きできるのでしょうか?おそらく、そういうことではありません。

 

トイプードルという「トリミングをしてなんぼ」の犬だからこそ、長生きできる要因が多く集まっているのではないでしょうか。

 

>『トイプードルに下痢止を飲ませていますが、薬をやめるとまた下痢になります。

 

 

トイプードルには長生きにつながる要因が多い

 

比較的寿命が長いといわれている犬種ランキングをながめていると、上位にランキングしている犬種には次のような共通点があることに気がつきます。

 

  • 他の犬種に比べて手間暇お金がかかる
  • ここ30年ぐらいの間に犬種がブームになった

 

トイプードルはトリミングの際に病気の兆候を見つけやすい

トイプードルを美しく、あるいは可愛く保つには定期的なトリミングが必須です。となると、必然的に全身の健康状態をチェックすることにつながるのではないでしょうか。

 

実際のところ、トリミング前の全身チェックをしている際、トリマーが体に現われた異変に気づくケースは少なくありません。早期に発見できれば早期に治療が開始され、完治の可能性が高まることに。

 

こういった小さな発見の積み重ねが、意外なほど犬の健康に関与しているのです。

 

トイプードルはお金をかけてもらえる犬だからこそ長寿につながりやすい

犬の洋服は100均で買えるものもあれば、人間の洋服と遜色ないものまであります。まさにピンキリですが、トイプードルの多くが着ている洋服は「ピン」の方が多いのではないでしょうか。ちなみに、「ピン」が最高で「キリ」が最低です。

 

愛犬のために値段の高い洋服を選ぶということは、空調管理などの生活環境もきちんと徹底していると推測されます。これは、間違いなく長寿の要因ではないでしょうか。

 

また、トイプードルは食べムラの多い犬種としても知られています。そのため、飼い主さんは愛犬が喜んで食べる質の良い食べ物を探して四苦八苦することも珍しくありません。そう、食べ物の質にこだわることもまた、トイプードルの生活の質を高めてくれるはずです。

 

お金をかけなくても犬が長生きすることはあるでしょう。しかし、生活環境食事正しくお金をかける――これは間違いなく犬が長生きするために必要な要因です。

 

人気犬種として長くなり、個体数が増えたことも長寿につながりやすい

2008年以降、JKCの犬種別犬籍登録数1位はトイプードルです。つまり、ここ15年ほど毎年8万匹前後のトイプードルが犬籍登録されているわけですね。

 

人気犬種になりたての頃は、ブリーディングの質がメチャクチャになりがちです。どのような質であろうと、とりあえずトイプードルの子犬であれば飛ぶように売れるわけですから、質より量になってしまうのは需要と供給による弊害といえるでしょう。

 

とても残念なことですが、ブーム初期からピークにかけて、トイプードルに限らず先天疾患や突然死など、様々な問題が表面化していくものです。

 

しかし、どんどんトイプードルの数が増えると、ある程度の時点で飽和状態へ近づくことに。すると、とんでもない組み合わせでのブリーディングは減少し、だんだんと健康な個体が増えていきます。

 

こういった経過もまた、トイプードルの寿命が延びた要因ではないでしょうか。

 

>『トイプードルの低アルブミン血症は、食欲が大きな鍵となる

 

 

トイプードルの健康長寿には飼い主によるケアが不可欠

 

トイプードルという犬種には、長生きにつながる要因が複数あります。しかし、だからといって雑な飼い方をしてしまえば、健康長寿を望むことはできません。

 

そもそも、トイプードルは膝蓋骨脱臼・皮膚疾患・クッシング症候群・免疫介在性多発性関節炎等々、かかりやすい病気がいろいろあります。でありながら比較的寿命が長いのは、ひとえにトイプードルの飼い主さんがあれこれケアに気を配っているからです。

 

私たち飼い主は、愛犬に1年でも1ヶ月でも1日でも長く生きて欲しいと願う生き物。

 

大切な愛犬の健康長寿を実現するためにも、明日からではなく今日から腸活を生活に取り入れていきましょう。早く始めればその分だけ健康長寿に近づきますよ

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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