犬の平均睡眠時間は?快適に眠れる環境についても解説
犬の平均睡眠時間と快適に眠れる環境について
この記事を読むための時間:3分
成犬の1日当たりの平均睡眠時間は約12時間といわれています。子犬やシニア犬になると、睡眠時間はさらに増え、1日のほとんどを眠って過ごすことになります。なので、犬にとって質の良い睡眠時間を取ることは、健康維持にとっても、精神安定にとっても大切なことです。愛犬に質の良い睡眠時間を提供できる環境はどのようにして作ればよいのか、悩んでいる犬の飼い主の方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は犬の平均睡眠時間と快適に眠れる環境について、お話していきます。
目次
犬の平均睡眠時間は
犬の平均睡眠時間は犬の年齢によって違います。人と比較して眠りが浅い犬は、途中何度も目を覚ましながら1日の約半分を寝て過ごします。途中でよく目を覚ましても、1日トータルで睡眠時間がしっかりとれていれば、心配する必要はありません。犬の平均睡眠時間を年齢別に解説していきます。
成犬の場合
成犬の1日当たりの平均睡眠時間は約12時間です。成人の1日当たりの平均睡眠時間が約8時間と言われているので、比較するとかなり長いことが分かります。体の大きさによって犬の平均睡眠時間は多少違いがあるともいわれています。
子犬の場合
子犬の1日当たりの平均睡眠時間は約18時間といわれています。1日の4分の3を寝て過ごす子犬にとって、質の良い睡眠ができるかどうかは、その後の心身の成長に大きく影響すると考えられています。子犬の成長のためにも、長時間快適に眠ることができる環境整備が必要です。
シニア犬の場合
シニア犬の1日当たりの平均睡眠時間は約18時間~20時間といわれています。犬も小型犬だと7~8歳、大型犬だと6歳位からシニア期に入ると考えられていて、体力が低下し、疲れやすくなるからか、食事や排泄以外の時間をを寝て過ごすようになります。質の良い睡眠がとりやすい環境づくりはもちろんのこと、運動不足になりがちな毎日の生活に適度な運動を加えてあげることも考えてあげなくてはなりません。
>『犬のいびきは病気のサイン?見分けるポイントと対処法!』を併せてご覧ください。
犬が快適に眠れる環境とは
犬が快適に眠れる環境とは、次の3点です。
・暗くて狭い場所
・静かで落ち着ける場所
・フカフカした場所
1日の半分を寝て過ごす犬に快眠できる環境を飼い主が提供することで、犬は心身の健康維持ができます。どのような環境だと犬は快眠できるのか、具体的に解説していきます。
暗くて狭い場所
暗くて狭い場所は、犬にとって快適に眠ることができる絶好の場所です。その昔、外敵から身を守るために、洞穴や洞窟で睡眠をとっていた犬は、その影響からか、今でも暗くて狭い場所を好みます。自分が一番落ち着ける場所を寝床とすることで、犬は安心して眠ることができる、といわれています。
静かで落ち着ける場所
犬にとって、静かで落ち着ける場所は、寝床として最適です。犬は眠りが浅く、ちょっとした音でもすぐに目を覚ましてしまいます。人の出入りが激しい部屋などを避け、生活音があまりしない、静かで落ち着ける部屋に犬の寝床を作ることで、犬は安心して眠ることができます。
フカフカした場所
1日のほとんどを寝て過ごす犬にとって、フカフカした場所を寝床にしてもらえるほど、うれしいことはありません。寝床が固い床だったりすると、長時間眠りにつく犬は床ずれなどを引き起こしてしまう可能性があります。クッション性のある、フカフカした場所であれば、長時間横になっていても身体を痛めたり、床ずれになったりする心配がありません。
飼い主と一緒にベッドで寝る時の注意点
飼い主と犬が一緒のベッドで寝るときの注意点は、しつけです。犬と飼い主が一緒に寝ることはお互いに愛情を一杯感じられるので、良質なコミュニケーションを育成するうえで決して悪いことではありません。しかし、いざという時に自分のケージやクレートで眠れるように訓練しておかないと、犬は飼い主と離れ離れになるだけで強いストレスを感じてしまうようになり、体調不良になってしまうことも考えられます。犬と一緒にベッドに寝るようになっても、ケージやクレートで眠る訓練も怠らないことが、しいては犬のためでもあります。
犬と人が快適に眠れる環境を作ろう
犬と人がお互い快適に眠れる環境を作ることは、双方の心身の健康維持に直結します。犬が快適に眠れる環境をしっかり整備することも大切ですが、そこでちゃんと眠るようにしつけも毅然として行うことも忘れないでください。犬と人がお互いの間にルールを引きつつ、愛情をもって接することで、最も良好なコミュニケーションを作っていくことができます。
バランスの取れた環境の中で、末永く暮らせる生活を犬と一緒に育んでいきましょう!
>『睡眠に欠かせない犬のトイレトレーニングはいつからすればいい?』を併せてご覧ください
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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