愛犬の食事の栄養バランスが崩れてない?ミネラル不足の症状を解説

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犬の3大栄養素は「タンパク質」「脂質」「炭水化物」です。ここに「ビタミン」と「ミネラル」を加えたものが、5大栄養素と呼ばれています。

 

これらはどれが欠けても多すぎてもダメ。食事の栄養バランスが崩れてしまうことになり、せっかく食べさせた食材のパワーを余すことなく活かすことができません。

 

今回は、タンパク質・脂質・炭水化物に比べて毎日の食事で必要な量はごくわずかな「ミネラル」が不足した時の症状について、考えてみたいと思います。

ミネラルが足りない犬に見られる症状と不足している種類

 

愛犬の食事の栄養バランスが整っておらず、ミネラルが不足している時には次のような症状が表れることがあります。

 

ミネラル不足の犬の症状食欲が落ちている

愛犬の食欲が低下していると感じたら、次のようなミネラルが足りない可能性があります。

 

  • カリウム
  • ナトリウム
  • マグネシウム
  • リン
  • セレン

 

昨今は、人間だけではなく犬の食事においても減塩が推奨されがちです。しかし重度の心臓病でもない限り、極端な減塩はミネラル不足によって体調不良を引き起こしやすくなるため注意が必要。理由もなく減塩することは健康につながりません。

 

ミネラル不足の犬の症状なんだか元気がない

このところ、なんだか愛犬の元気がなくなったと感じたら、次のようなミネラルが不足しているのかもしれません。

 

  • カリウム
  • マグネシウム

 

カリウムが不足していると筋力の低下を招くため、動くのを嫌がるようになることがあります。愛犬の食欲と元気の両方が落ちていると感じたら、カリウムが不足しているのかもしれません。

 

ミネラル不足の犬の症状食べているのになぜか体重が減っている

愛犬が食べているにも関わらず体重が減少しているとしたら、マグネシウムが不足しているのかもしれんません。

 

マグネシウムが足りないと、体の筋肉量が減少しやすくなります。その結果、筋肉が落ちた分だけ体重が落ちてしまうというわけですね。

 

ミネラル不足の犬の症状謎の肥満・むくみ・脱毛

愛犬に食べさせる量やカロリー摂取を増やしたわけでもないのに、なぜか肥満傾向にあるとしたら、ヨウ素の不足によって甲状腺機能が低下している可能性が考えられます。

 

こういったケースでは、顔面のむくみやしっぽの脱毛・体側の脱毛などがみられるため、心当たりがある場合はヨウ素不足を疑ってください。

 

ミネラル不足の犬の症状換毛期ではないのになぜか脱毛が増えた

換毛期ではないのにやたらと毛が抜け落ちるとしたら、ナトリウムが不足している可能性が考えられます。

 

塩分が不足してしまうと、犬の体は体内の水分調節が上手くできなくなります。すると、結果として様々な体調不良を引き起こしてしまうことに。ナトリウム不足は、意外にも皮膚が乾燥する原因にもなるのです。

 

「減塩=健康」という思い込みは危険!大切なのは「適量」の塩分をきちんと摂取させることなんです。

 

ミネラル不足の犬の症状関節が原因?足腰を痛そうにしている

まだ老犬というほどの年齢ではないにも関わらず、お散歩に行きたがらなくなる、あるいは動きが妙に緩慢になったと感じたら、カルシウムやリンが不足したことによって関節に痛みを感じているのかもしれません。

 

成長期の子犬はもちろんのこと、成犬になってからも大型犬はミネラル不足に陥りやすいため、カルシウムやリンをバランスよく食事から摂取することが大切です。

 

ミネラル不足の犬の症状やたらと寒がったり息切れしている

愛犬が妙に寒がったり息切れを起こしているとしたら、次のミネラルが足りないために貧血を起こしている可能性が考えられます。

 

  • コバルト

 

貧血といえばなんとなく「鉄不足」のイメージがありますよね。しかし、銅やコバルトが不足しても貧血を引き起こすことがあります。

 

肥満気味の愛犬の体型を正常範囲に戻そうと極端な食事制限をすると、鉄だけではなく銅やコバルトまでもが不足してしまうことも。

 

体型管理はとても大切なことですが、結果を急ぎすぎるあまりミネラル不足に陥ってしまったら、本末転倒もよいところなのでご注意ください。

 

ミネラル不足の犬の症状最近やけに目ヤニが増えた

愛犬の白目がなんだか赤っぽく見えたり結膜が腫れて目ヤニが多くなったとしたら、亜鉛不足によって結膜炎を起こしているのかもしれません。

 

亜鉛が不足していると脱毛や毛色があせるなどの症状がみられることもあります。結膜炎と合わせてそうした症状に心当たりがある場合は、亜鉛が足りない可能性を考えてみましょう。

 

>『【愛犬の健康を守る基礎知識】ミネラルは単体よりバランス重視が基本

 

 

愛犬の体調や体質に合わせた食事作りが健康長寿への道

 

今回はミネラルが不足した時の症状についてお伝えしました。とはいえ、不足がダメだからといって大量にミネラルを摂取させればよいというものではありません。

 

ミネラルに限らずすべての栄養素は、適量を毎日摂取することがなによりも大切です。……というようなことを申し上げると、「そんな難しいことできない!」と思われてしまうかたもいらっしゃることでしょう。

 

しかし、よく考えてみてください。私たち人間の食事は、その日の体調や体質に合わせて食べるものをなんとなく調整していませんか?これ、愛犬の食事だって同じことなんです。

 

愛犬の食欲・便の状態・オシッコの色やニオイ・皮膚の弾力・被毛のツヤや抜け毛などの変化をきちん見守り、そのうえで食事の栄養バランスを考えること。これこそが愛犬の健康寿命を延ばす食事作りの極意なんですよね。

 

>『【犬の手作りご飯】ミネラル豊富な質の良い塩分を選んでいますか?

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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